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戦国BASARA・腐向け・サスダテ中心・本館(サササケ)を見ている方向け。
女体化とか幼児化とか遠慮なく出てきますのでご注意ください。


妄想が(M)延々と(E)洩れておりますな(M)お館さヴァア(O)!!!



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04.06.Mon  
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※おれさまのまさむね(17)
※オリジナル真田忍びがよくしゃべります





10(テン)4(シ)の日だから!
と、そう言われてナルホドネーと納得するには、十歳の佐助はひねていた。およそひねていなくても、差し出された天使の羽根は背負うに恥ずかしい代物である。――ひねていて幸いだった、と我ながら思うしかない。この年で余計な黒歴史を回避できるなら純粋な心や無心な素直さなど無くて結構だ。
しかしですね、長。今日は天使の日なんですよ。
そうなんですよ。
敵は重ねて羽根を推してくる。
猿飛佐助を『長』と呼ぶ目の前の男女は、世間的には佐助の両親だ。世間的どころか事実上も戸籍上もDNA的にも両親である。しかし彼らは佐助を長と呼び、佐助は彼らに己を長と呼ばせ、前世の縁から変わることのない上下関係を続けていた。
――戦乱の世の忍びの長と、その配下。
そして彼らは前世のままに、彼らの長に仕え、衣食住の一切を世話し、時には諫め、四六時中軽口を叩き、色恋沙汰を冷やかし、可愛らしい格好をさせようと東奔西走、おちょくることに余念がなかった。要するにただの親子と大差なかった。
そういうわけで長、ぜひとも今日という日の記念にこの天使の羽根を装着してください。
渾身の手作りですよ!
「やなこった」
「Wow,相変わらず楽しそうだなこの家は」
ポリポリと竜のごとき八重歯でチーズおかきをかじりながら、客人が言う。
ブレザーの制服に右目の眼帯。前世の縁では敵国の大将、一国の主だった御人が、十七歳の高校生だ。庶民庶民した佐助の家でお茶請けに出されたおやつを口にする様など平和すぎて、佐助は眉間に皺を寄せた。その皺をつつかれた。やめてくんない!? と叫んでもケラケラと笑われるだけで、佐助はますますやるせない。
この客人、伊達政宗が十歳で、佐助が三歳の時からのつきあいなのだから、見方によっては幼なじみである。別の見方をするとしたら。
――三歳の時から、『おれさまのまさむね』だったのだから、今さら取り繕えることなど何もない。
「まあ、しかし、Halloween向きの小道具には違いねえな」
ううう、とちいさな手で赤い顔を覆った佐助が、次に目にしたものは、真っ白な天使の羽根を背負う竜であった。
「……何してんの、政宗」
「Ah? 何もこの格好で往来歩けってわけじゃねえだろ」
――小首を傾げる様にキラキラとしたエフェクトが入ったのは誰の仕業か。
誰の仕業って言うか、惚れた弱みってやつですよ。長。
いやー本気でつけてくださると思わなくて。何かすみません。
伊達様マジ男前。
やんやの絶賛をものともせず、独眼の天使はほうじ茶をすすっている。
握りしめられたちいさな拳が、ぷるぷると震えた。

「まさむねのばーか! ばーか!!」

叫んで逃走する他、少年に何ができたであろう。
『政宗のうらぎりもの!』、ってことですかね。
いやいや、『俺様の政宗がこんなに天使なはずがない』、でしょう。
「しょうがねえな」
肩をすくめる仕草も粋に、捕獲に立ち上がったのは政宗だ。


つかまって天使にされて記念撮影させられた10月4日の思い出。





(佐助が十七歳になったら逆鬼ごっこが発生するやつ)








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