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戦国BASARA・腐向け・サスダテ中心・本館(サササケ)を見ている方向け。
女体化とか幼児化とか遠慮なく出てきますのでご注意ください。


妄想が(M)延々と(E)洩れておりますな(M)お館さヴァア(O)!!!



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04.06.Mon  
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不定期連載コタミネーター2です。

お館様の声でお馴染みの殺戮ロボを小太郎が担当するWパロであります。←初めての方向けの説明

コタミネーター無印はnovel頁、2の前回までの分はカテゴリ:ネタ(Wパロ)からどうぞ~



注意事項

※政宗さまが女性

※政宗さまが幸村の母上

※幸村と家康は少年世代

※佐助については聞かない約束

※モブ多め


後ほど追記に畳みます。

(畳みました~08/01)









▼▼▼










「敵の名は天海」
幸村のつぶやきに、風魔はこくりとうなずく。
「そしてそなたは…味方なのか」
『ミカタ→ unknown 』
――言葉を知らないらしい。
幸村はむむむと口を結び、『味方』である人々に思いを巡らせる。
「……つまりたとえば、天海だけでなく――ほんものの警官が追ってきたり、織田のものがそれがしに害をなそうとすれば、ともに逃げ、ともにたたかってくれるのだな?」
風魔もまたわずかに考えるような――否、情報を処理するような間をおいてから、ペンを走らせた。
『真田幸村を害する者
排除』
「む」
ひとまず、『守護』とは矛盾しない返答である。
「指令…といったな。だれの命令で来たのだ?」
「……」
問いにペンは動かず、ゆびがすっと指したのは、幸村の鼻。
――鼻、ではなくて。
「それがし、」
否、つまり、未来の。
「未来の真田幸村が?」
こっくりと深く、赤毛がうなずく。
十年か二十年か先、大人になった幸村がいかにして自分を狙うロボットを味方につけたのか、今ここにいる幸村には分からない。筆談しかできない風魔に問いただすのは時間がかかりそうだ。
――とにかく、今は。
「わかった。そなたを信じる」
うなずいて幸村は腕を組み、これから何をすべきかと自分に問うてみる。
まずは。
――まずは。
「とにかく政宗どのを、病院からたすけださなければ……」
ぎゅ、と眉を寄せ、両の拳をにぎりしめた。
だがその幸村の鼻先に、沈黙のまま風魔が紙をつきつけた。
『伊達政宗を収容する病院
 危険度 高』
「どういうことだ?」
目を見開き顔を上げれば、風魔は二枚目をさしだす。
『伊達政宗の捕獲
 真田幸村を排除するため
 最も効率的な方法』
「これは…」
自分が漢字を読み違えていないか二度読み返し、幸村は目を見開いて風魔を見据えた。
「つまり、天海は、それがしを消すために政宗どのを……とらえようとする、と!?」
紅赤毛はこくり、とうなずく。
「だったらなおのこと、すぐにも行かねば!」
同じ赤毛がこんどは横に振られた。
幸村は震える指をいっそう強く、握りしめる。
「それがしはずっと、病がいえれば政宗どのはもうたたかわずにすむのだと、思っていた」
政宗が病院に収容され、今までの言葉が妄言だったと聞かされた時。
少年の心を苛んだのは――自分のせいで。という思いだ。
幸村のせいで、政宗はいもしない敵と戦おうとしていた、何も考えずに着いて行く幸村がいたがために、政宗の病はひどくなっのだ、と。
「医者に言われるまま信じてしまった……」
「……」
「だが、まちがっていた。まちがっていた!未来のロボットはたしかにいた!」
「……」
「政宗どのはお心をわずらってなどいない。あの方はまちがってとじこめられているのだ。――それがしはすぐにも、いかなければならぬ」
半ばにじんだ涙をごしごしとこする。
だが風魔はただ、行かねばという言葉にだけ首をふった。
「わかってくだされ、風魔どの……わかってもらえぬならこの幸村、ひとりで参るっ」
きびすを返そうとする幸村の肩を、左手がつかむ。
一瞬で腹にまわったのは甲冑めいた右腕だ。幸村の足は宙をかいた。
「なにを…!」
抱え上げられたのだと気づき、幸村はカッと目を見開く。
――無理にでも“真田幸村”だけを連れて、逃げるというのか。
「それがしは政宗どののもとへいく!離せ!!風魔の――!?」
べしゃり、と地面に鼻と膝小僧を打って、幸村は目をまわした。抱え上げた腕から落とされたのだ。
「なにをする!?」
「……」
跳び起き叫ぶ幸村を見下ろす風魔は、右腕を宙に浮かせたままの格好でいる。
ただ、離しただけ、というポーズ。
幸村は――確かに『離せ』と、言った。
(…まさか)
幸村はしたたかに打った鼻をこすりながら、立ち上がった。
言葉を選ぶ。
「風魔どの。――“片足で立て”」
「……」
うなずきもせず腕を組み浮かせられた右足。
――この絡繰りは、未来の“真田幸村の指令”でやってきた。
彼にとって主はすでに、スカイネットではない。
――この風魔の主は。
「……風魔どの。今からそなたはそれがしと政宗どのを助けにいく。これは、命令だ」
今の“真田幸村の命令”に風魔は、片足立ちのままこっくりとうなずいた。



すでに空は暗い。
夕日のすそも残さず、遠く街灯りばかりが明るい。
照明を落とした入院棟の廊下に、松永の靴音がカツンカツンと響いていた。
――十年、待った。
退屈な日々に興を添える織田はこの国を退いて、豊臣はもの足りぬ。
今、松永が手にする玩具はただひとつだ。
その病室の前で足を止める。黒地のネームプレートが、そこに収容される患者の危険度を示していた。
暴れさせたら手に負えない。警備員数人係の捕り物になるだろう。
だが今彼女は、薬で虚脱状態に陥った上ベッドに拘束されているはずだ。
その部屋の中で動く気配に、松永は――困ったことだ。と息を吐き、戸を叩く。
びくりと振り向いたのは、ベッドの上に覆い被さっていた、若い看護師だ。
「仕事熱心で感心なことだ」
「いえ、そのっ、僕は……」
「患者に異常は?」
青年の言い訳には興味も示さず、松永は腕を組んで彼女を眺める。
異常、ありません。小さく答える白衣にうなずいて、部屋を出るよう手を振ってみせた。
「失礼します」
奇妙にひきつった笑みで松永を見つめてから、青年はそろそろと戸を閉める。
おさまらぬ動揺と、咎められなかった安堵と、同じ穴の狢への軽蔑と媚――そんなところか。と分析し、それもすぐに興味の範疇外に放り捨てた。
高い天井、手の届かぬ天窓から、警備灯の青白い光がふりそそぐ。井戸の底に届く月明かりに似て、寝台の人形を照らし出している。
胸から下を覆う無粋な拘束衣に乱れはない。その欠けた右目さえあつらえたような、白い顔。今も夢見るように光だけをのせた金のひとつ眼の女を、うつくしい、自由にできる玩具と錯覚できても。
腕一本、自由にしてやった研修医が、顎を砕かれ未だに自分が医師の世話になっているというのだから――一部のよからぬ妄想をいだく中にも、その危険を冒す者はさすがにいない。
息をしているかも怪しい唇を、松永は指の背でなぞった。
――伊達、政宗。
11年前、あとひと息で織田が――自分が手に入れるはずだった、人形を、知る人間。
今の彼女のように動かない人形ではない。
殺戮兵器。
――あれは実に、興味深い人形だった。
織田によって存在すら秘され、その姿を見た者も数える程度だ。
何処からか現れ、何処かに消えた。ようとして行方のしれなかったその人形が――。
「卿の息子か、卿の命を求めるなら、そろそろ姿を見せてくれそうなものだ…」
彼女ひとりでも楽しめた。
――だが、退屈しのぎは多いに限る。
松永はとろりと虚空を見つめる左目に指を伸ばし、その前髪を慰撫するようにすべらせて、右目の眼帯に、触れた。
長いまつげは瞬きひとつしない。
その右目を暴かれても。
松永は動かぬ人形に興を失ったように、白い軽い眼帯をその固定された腕に落とす。



白衣を翻し未練もなく立ち去る男の後ろで、扉は音もなくスライドした。扉の鍵がその頑強さとは不釣り合いな、軽い電子音とともに施錠される。
昼間は真白い病室の、井戸の底のような暗がりで。
動かぬ人形のまつげが、はたりと揺れた。
その目を伏せたまま胸元に――手首で固定された右手の指先に届く距離に。
唇から吐き飛ばされたのは、小さな針金のクリップだった。



正面から行っても施設には入れてもらえない。
何度か試みていたから、幸村もその道は諦めていた。
患者の実子であっても、幸村の年齢で他に保護者も付き添っていなければ、会わせられないのだと突っぱねられる。例え武田のお館様がいても手続きに恐ろしく時間がかかるのだ。
ただの病院ではなく、精神疾患が認められた犯罪者が収容される警察病院。もう少し複雑な機関が関わっているのだとは聞かされたが、それも幸村にはいささか呑み込みきれていない。
――とにかく、正面突破は無理だ。
幸村ひとりならば。
ものものしい門の前にある、小さな箱のような警備室。
その灯りに駆け寄って、幸村は声を張り上げた。
「お邪魔いたす!どなたか!」
中の警備員ふたりがきょとんと顔を見合わせたのは、幸村の時代劇がかった口調より、なぜこんなところに小学生ほどの少年が?という疑問のためだろう。
その疑問に答えるように、だが幸村はあえて声を小さくした。
「その、それがし、道に迷ってしまい……」
「ん?なんだ、迷子か?」
窓口に近づいき幸村をのぞき込んだ年輩の警備員が、そのまま窓から外に引きずり下ろされる。
「!?」
慌てて駆け寄った若い方も、暗がりから伸びた腕に襟を捕まれた。
そのままググッと首を締め上げる腕を、幸村は慌ててバシバシと叩く。
「止せ!死んでしまうぞ!」
「……」
わずかに首を傾げる紅の頭。表情などないのにどこか不思議そうな暗色のゴーグルを見据えて、幸村は言葉を変えた。
「死なせるな。その者を下ろせ」
「……」
どさり、と落とされた警備員はすでに気を失っている。
「警備室の裏で寝ていていただこう。運んでくれ」
「……」
うなずきもせずただ自分の言葉に従う風魔に、幸村は唇を真一文字に結んで考えた。
「……風魔。よく聞いてほしい」
「……」
「こんご、なにがあっても――お前は人間を殺すな」
腕を組んで幸村を見下ろす紅赤毛。
血のような赤を髪に持つ、未来の破壊兵器。その昔、これに政宗も襲われたのだと、幸村は聞いている。
政宗の友人である金の髪の女性や、各地を放浪している男にも、それに襲われたのだという傷跡を見せてもらったことさえあった。
――だが、今はもう、これは真田幸村のものなのだ。
ならば。
「……」
「分かったら、うなずいてくれ」
こっくりと、赤毛の人形はうなずいた。
「約束だぞ?」
幸村が小指を立てると、それには小さく首を傾げる。
「お前も小指を出すのだ」
「……」
ぎぎ、とわずかに軋むような動きで、風魔も、鎧に覆われたような右手の小指を立てた。
絡めれば、冷たい鉄の感触。
「ゆーびきーりげーんまーん、うーそつーいたーら、なんかとびっきりのお仕置きが待ってござる」
「……」
「ゆーびきーった!」















つづく









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