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戦国BASARA・腐向け・サスダテ中心・本館(サササケ)を見ている方向け。
女体化とか幼児化とか遠慮なく出てきますのでご注意ください。


妄想が(M)延々と(E)洩れておりますな(M)お館さヴァア(O)!!!



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04.06.Mon  
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 なんだか素敵な日本語だけど字面が…屠殺の屠か…なんてつい思っちゃいますね。
 多分こう、穢れを落とすみたいな意味なんじゃないかなー、どうかなー、あとで調べてみます。


 はい、お正月の話です。


 追記からSFパラレル閃国シリーズのお正月話、

「5A式はハンプティ・ダンプティにお辞儀する」

 
 

 と来て③ですね。ちゃかちゃか載せていきます。












「通信フリョーって、おやかたさまとサナダの旦那の熱気のせいで?」
「んなワケあるか」
 サスケの軽口をばっさりと切り捨てながら、政宗は首を傾げた。
「山ん中で今は雲もあるがな……不安定なところはBASARAタワーの通信衛星がカバーしてるはずだってのに」
「じゃあ衛星の調子が悪いんじゃないかい?」
「新年早々なにやってんだかねー」
 慶次は眉を寄せるがサスケはあはは、と気楽に笑っている。小太郎は広い廊下をきょときょとと見渡すばかりだ。
 通信不良そのもだけなら、よほどの緊急事態、その最前線にいる人間でもない限り被害というほどのものもない。
――ただ、BASARAタワーが今の規模になって以来、ほとんどないことだとも聞いている。
 電波塔の不具合か、衛星の不具合か、あるいは。
(まさか、なあ)
 携帯端末の蒼いカード、そのパネルに明滅する小十郎の――伊型人工知能SKKの接続を示す半月は、今は問題とするべき現象がないことを伝えていた。
「小太郎?」
 サスケの声に顔を上げると、小さな紅赤毛が数歩先で、ぴたりと立ち止まっている。
「……」
「あ、ほんとだ。誰かいるね」
 サスケも並んで立ち止まり、耳をそばだてるように手を当てた。
「上杉さんと北条さんと、この声は……」
 あー、知ってる人かも。とうなずくサスケのうしろで、慶次が同じように耳元に手を立てる。
「政宗、…分かる?」
 少し先に隙間を空けたふすまの辺りから、確かに人の声は聞こえてくるようだった。
――だが、誰の声かまでは。
「多分わかんねえ」
 5A式と風魔は聴覚や嗅覚が妙に鋭い。サスケに関しては体が完成する前から神経系のテストを繰り返していたために自然と訓練されたもの、とダテ博士は解釈している。小太郎は――謎だ。強いて言えば素体にしたドールの聴覚器と嗅覚器の性能が高かったのかもしれない。受け取った信号を処理する風魔型AIのその部位が活発であることも重要なのだろうが――。
 ともあれ、人の手によって創られたこのふたりの少年には、野生の獣めいた一面がある。
 政宗の見下ろす橙の毛並みが、こくんと揺れた。
「うん、一応知ってる。タワーで会う人だよ」
 慶次さん先どうぞ。
 ……。
――そして、人見知りも激しい。
(野生の小動物か)
 トタトタとうしろに回った橙頭と紅赤毛の手をそれぞれつないで、政宗は大またに歩く慶次の後に続いた。こちらは人懐っこい大型犬の風情で、笑顔でふすまをひらく。
「明けましておめでとう!――あれっ」
「慶次!お前久しぶりだなァ」
 最初に返事をしたのは、確かに――よく知る声だった。
「あけましておめでとうございますっ」
「……」
 ぺこりとお辞儀をするふたりを部屋に入れて、政宗はニヤリと唇をつりあげる。
「Happy new year,Prof.ウエスギ、Dr.ホウジョウ、」
 雪の庭が硝子障子の向こうに広がる、温かな明るい座敷。
 その真ん中で微笑むのは教授、老博士、そして。
「Dr.トクガワ」
 小柄な若者が、照れたように、笑った。


「聞いてるぜ、機械工学の超新星さんよ」
「元親か。大げさなやつだ」
 立ち上がってもサスケより頭ひとつ高いかどうか、足の太い子犬を連想させる徳川家康は、政宗と同い年。六つになる年に共に学舎に登録されていた。
 博士の仲間入りをしたのは去年の七月だ。十三歳で博士号をとったダテ博士と比べられがちだが、年齢だけで言えば決して遅い方ではない。
――とはいえ、学舎の段階では異例な長期間の実験を経て論文を書いたのも事実だ。
 そういう意味ではもっと早くにこちらに来れたはずだろう、と政宗も思っている。
 その工学科の新人が、心理学の教授と、人間科学の老博士とともに――。
 麻雀卓と化したコタツを囲んでいる。
「いや、挨拶に来たら面子に入れと言われちまってなァ」
 政宗のニヤリとたわんだ目と、サスケのきょとんとした視線に、家康は額も出した短髪をわしわしとかいた。
「たけちよが、おりよく、ひとりぬけたところにきたので――ずいぶんひきとめてしまったようですね」
 並んだ四角の背は赤地の武田菱。腹には東南西北白撥中。
「今も武田のが中座してしまってのぉ、まあ真田の子倅と一緒にお主らがくると思っておったわ」
 座れ座れと手招きされて政宗は慶次と顔を見あわせる。
 肩をすくめたのは慶次のほうだ。
「構わないけど、勝手に進めちゃっていいのかい?」
「信玄公もそのつもりだろう。リーチかけてもうツモるだけだ」
 黒いマットの上を指差して慶次を見上げ、家康は政宗の方に困り顔を向ける。
「独眼竜もワシと代わってくれねぇか?まだ回らなきゃならんとこがあるんだ」
「Han?新年早々忙しいな」
 答えながら政宗は謙信の方に目をやった。
 緑のコートが紺のコートの手を引いてトタトタと近づいている。
 クリスマスプレゼント、ありがとうございました。
 ……。
 おまえたちがよいこにしていたあかしですよ。
「そうそう、これはおとしだまです」
 新春の雪もかなわぬような、ふわりと輝く笑みをその面に浮かべ、ウエスギ教授は。
――つややかな一万点棒をサスケと小太郎の手に乗せている。
「……なあ、謙信のやつ、酔ってないか?」
「酔ってなかったらそっちの方がワシは怖いぞ」
 慶次が声のトーンを落として問うのに家康は眉根を寄せてははっと笑った。
 老博士もよく見れば顔に赤みがさしているが、謙信はあくまで白い顔。
 しかしウエスギ教授の大酒は有名だ。昨日の元旦、否、大晦日から酒びたりと言われても政宗は疑う気もなかった。
――あのふたりなど匂いだけで酔いかねない。
「おいサスケ、小太郎、挨拶が済んだらこっちこい」
「そうじゃのぉ5A式もいるなら酒臭いここより、小太郎も隣で遊ぶ方がいいかもしれん」
「はーい」
「……」
「おお、青葉エリア新名物、お父さん博士ってやつか」
 楽しげな家康を政宗が睨むより早く、、サスケがぱちぱちと瞬きをして進む方向を変えた。
「トクガワ博士、こんにちは」
「お?うん、おめぇも久しぶりだな、5A式!」
「お久しぶりです。そしてお父さんは違いますえーと……新妻でフバ!」
 政宗の手に挟まれたほっぺたの間で、ふがふがと唸り声が抗議する。
「あにするのまさむねえええ」
「お前は、隣で、遊んでろ」
「そう言や独眼竜、おめぇタワー出る前一時期結婚したとか噂になって」
「Shut up,家康お前も、Ah,次のGameで代わってやるから!」
 そうか、悪ィな。と屈託ない家康を政宗はじとりと睥睨した。
「お前が律儀なのは知ってるが、今年はずいぶんFoot workが軽いじゃねぇか」
「早め早めにな、今年は――みんなに迷惑かけるかもしれねぇ」
 手を離してやったのに、サスケは逃げもせず政宗と一緒にトクガワ博士を見ているようだ。
 政宗は、携帯端末の半月を思い出す。
――通信不良。
 電波塔や衛星の機械的不具合でないとすれば残るのは、中央処理システムでの不具合。大雑把に言ってしまえば、BASARAタワーの誇るメインコンピュータに問題が起こったという可能性が浮かび上がる。
――通信衛星がスターダストに破壊されたと言われる方がまだ現実的だ。
 だが、ダテ博士はその可能性をトクガワ博士の言う『迷惑』とつなぎ合わせた。
「家康」
「ああ」
「――本多忠勝に何かあったのか」
「いいや」
 小柄な身でそこにどっしりと座ったまま、小さく首を振る。
「何もない。どうにもなってない。だから、どうにかしてやりてぇと思ってる」
 新年の抱負ってやつだ。
 そう言って家康は、にかっと笑った。






   つづく





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