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戦国BASARA・腐向け・サスダテ中心・本館(サササケ)を見ている方向け。
女体化とか幼児化とか遠慮なく出てきますのでご注意ください。


妄想が(M)延々と(E)洩れておりますな(M)お館さヴァア(O)!!!



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04.06.Mon  
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携帯を新しくしました。

今までの携帯は使えなくなるとauが言うのです。手に馴染む大きさのよいこでした…おつかれ!

携帯と言えばストラップ。烏竜茶関係のオマケでささやかにサスダテを主張してきたのですが、いかんせん古くなってしまったし今回のは本体が元就カラーにしか見えません。どうしたものか!

そして変換とかキー操作が変わってしまって慣れないです。



練習代わりにコタミネーターの続きをがんばりました。

コタミネーターとは→ターミネーターのダブルパロ(をやるはずが色々ずれた現代SFパロ的なにか)です。連載9回目くらい。
前回までのぶんはnovel頁とmemoのWパロ項で見れます。

政宗さまが女子で将来的に幸村の母親とか色々地雷にもほどがあると思うので、無理そうなかたは無理せず…忘れてください。
後ほど追記にたたみます。


(12/22※たたみました)

※現代でSFでWパロ注意。
※にょた宗様注意。






▼▼▼





仰向けに倒れた風魔のゴーグルに空が映る。
――転倒を知覚。狙撃手を認識。
弾丸が撃ち込まれた故障部位の回路を切り捨て、風魔の知能は駆動系を確認する一方でいくつかのファイルを呼び出す。
――トヨトミ・ヒデヨシ。タケナカ・ハンベエ。抹消標的から研究所員を除外。
処理事項。
抵抗者の排除。
――梅鉢研究所マエダ・ケイジ。
必要事項。
狙撃手の排除。
――左頬傷の男。
抹消許可。
抵抗軍中枢将。
――橙赤毛の男。
最優先事項。
ダテ・マサムネの抹消。
――右眼帯の女。



瞬きひとつの間。
風魔が撃たれるのと猿飛が駆け出すのはほとんど同だった。
地に倒れこんだ風魔に照準を合わせる政宗の、左目に、橙色が映る。
「――ッ、」
抱きしめられた。
と、一瞬目を白黒させた間に、政宗の体はふわりと浮き上がる。
「猿飛!?」
「黙って」
舌噛むよ、と声だけは柔らかい。
そのまま政宗の左目に竹中の白い顔が過ぎ、慶次と豊臣が遠ざかり――。
ドサリ、と下ろされたのは車の黒いシートの上。
「この人を連れて、逃げてくれる?」
今にも猿飛に銃口を向けそうな小十郎が、それでもわずかに顎を引いてうなずいた。
政宗は考えるより早く、自分を放そうとする右腕をつかんだ。布の下のつるりとした固い感触は今にも逃げ出しそうだ。
「お前は、」
「逃げるよ。前田の旦那と竹中の実験機を回収してから」
「猿飛ッ」
政宗の腰を抱いたままの左腕に、ぎゅっと力がこもる。
覆い被さる痩せた体の、布の下の温度さえ感じられそうなほど、近く。
「…ごめん、」
耳元で囁く声に、わけもなく熱くなったのは、眼帯の下の右目。
「これ、借りるよ」
政宗のうしろに転がっていた、小十郎と同型のアサルトライフルを手にしたのだと――気づくより早く、襟足に衝撃を、覚える間もなく。
――オレンジ色の残像を残して。
あとは、闇。
闇。
――闇…。
一瞬のことのように、揺れるシートで目を覚ます。
(……?)
みじろぎをして、すぐさま思い出す。
「…さ、ッ!」
跳ね起きれば、「お目覚めですか」と幼いころから聞きなれた声。
「小十郎!?ここは、あれから、俺は――」
運転席の背にすがりつくと、「ベルトを」と促す落ち着いた低音。
――研究所からは、どれほど離れてしまったのか。
一瞬の油断を思い出して歯噛みする。
――自分を抱きしめた体温さえ。
否、腹立たしいのは自分自身だと、政宗は首をふった。
――あれが手段を選ばない男だということを、忘れていた。
「戻してくれ、小十郎」
「なりません」
カッと左目を光らせた政宗に、小十郎はいやます声を低めた。
「小次郎様の件から察しますに、奴の狙いは貴方様。政宗様があの場を離れれば、あれはこちらを追いましょう」
ガタン、と何を噛んだか車体が揺れる。
「今は一刻も早くあの化け物を引き離すことが要かと愚考いたします。かすが殿の件から真田某の屋敷のことまで聞きおよびましたが、命まではとらぬ様子。彼らもおそらくは無事に――」
――違う。
風魔は、確かにまだこの時代の誰も殺してはいない。
――必要ないからだ。
豊臣のような研究者は知らぬうちに機械たちの支配する世界を作る人間、本来怪我も負わせたくないのだろう。
未来で機械はすでに優勢を誇っているのだから、風魔を送り込んだAIはその道筋を変えたくはない。
奴らはただ“真田幸村”という石を、取り除きたいだけなのだ。
だから、この時代から消したいのは“伊達政宗”だけ。他の人間はあえて生かしておくのだとしても――。
本来この時代にいない男は。
「…猿飛は、殺される」
真っ先に。何のためらいもなく。
そして猿飛が失いたくないのは、つきつめれば“真田幸村”だけだ。
そのたった一人を存在させるためなら、誰であろうと――自分のことさえ捨てようとする。
あと一瞬で風魔の刃に落とされたであろう、橙赤毛の首。思い出すだけで体中の汗が一時に冷えた。
――はじめて気づいた。
(今この世界中で、あいつを)
「あの馬鹿を守ってやれるの、おれだけなんだ」
沈黙がおりる。
流れ去る夏の緑は、刻一刻と失われる時間の速さに似ていた。
「…この小十郎もまた、貴方さまの他はすべて捨てる覚悟にございますれば」
「……ああ」
――そう言われると、分かっていた、気がした。
政宗の周りには、そんな覚悟を心に決めた者ばかりだ。
「お聞きわけください、政宗様」
ならば、小十郎たちを信頼するのと同じように。
――あいつが『逃げる』と言ったのを、信じればいいのか。
「…一緒にっつったのに…」
つぶやけば、小十郎がわずかに耳を傾ける仕草。政宗はバックミラーに映らぬように、うつむいて、唇を噛んだ。
『ごめん』とつぶやく声が、耳に残っている。
「小十郎、…あいつから何か聞いてないか?どこに逃げるとか、何でもいい」
すがるような問いかけに、小十郎は生真面目に首を振った。
「申し訳ございません」
「いや、…おれが手抜かりだった」
政宗はシートにもたれて、左目を覆う。
――猿飛は風魔と何度も渡り合っている。慶次と豊臣が心配だが、竹中は無事ですぐにも車を出せる体勢だった。
(最悪の事態は一度忘れよう)
――だが逃げきった猿飛が、自分に居場所を伝えてくるものか。
(…Noだな)
前田に伝言を頼むなり伊達家にコンタクトをとるなり手段はあろうが、そうして政宗がそこに来ると風魔に知られる可能性が一ミリでもある限り。
じわり、と右目がうずいた。
『この人を連れて、逃げてくれる?』
――元よりあれは、その場限りの意味ではない。
小十郎が政宗を守ってどこまでも逃げてくれればと、猿飛は考えたはず。
――奴が前から口にしていたことだ。
政宗を安全圏において風魔は自分が引き受ける、と。
(つまり)
(今からおれがするべきは)
(あの馬鹿を捕まえることだ)
一つ息をつき、政宗は眼帯に隠された右目を右手で覆った。
――言葉通りに、実験機と怪我人を回収できたとして、奴はどこに向かう?
実験機は織田本社に運ばれる手筈だった。
だが猿飛がそこにとどまるとは思えない。奴はまず、風魔に見つからぬよう身を潜めるだろう。織田も前田夫婦も頼らずに。
そして、慶次は動けぬ傷を負っていた。
――猿飛も無傷には済むまい。
「小十郎」
「は」
沈黙をやぶれば、待っていたかのようにバックミラーの視線が向く。
「38口径の弾薬、あるか?」
「シートの下に」
「よし。この車は隠して乗り換える。それから前田の――今世話になってる夫妻だ、できればどこかに避難して欲しい」
「かしこまりました」
「聞きたいこともあるんだ。梅鉢研究所と織田コーポレーションに連絡をとる。and then,…」
――必要なのは。
紙とペンと、己の記憶。
それからふと政宗は、運転席の小十郎の古傷を見た。
「小十郎」
「は」
本家が襲撃され連絡も途絶えていた守り役が、どうやって生き延びあの場に駆けつけたのか。
――説明は後でいい。ただ。
「よく生きててくれたな」
小十郎はその強面で、微笑んだように見えた。



いい知らせと悪い知らせがある。
と、竹中は去り際、佐助にそう言った。
『あの化け物は研究所から出ていない。織田の警備陣が囲んでいるからか、別の目的か――捕まえられるのは時間の問題だ』
悪い知らせは、と唇をゆがませる。
『織田会長が奴を、生け捕りにしようとしているらしいことだ』
『――死人が出ますよ』
会長に言ってくれ、と竹中は端正な顔に憎々しげな笑みを浮かべた。
――どうやらその会長とやらは彼らの実験機、その成果よりも、兵器として未知の力を持つ風魔に興味を持ったらしい。
いずれにせよ、奴が身動きとれずにいるという知らせは佐助にはありがたい。
その間に政宗が遠くへ逃げてくれれば、と、考えて、苦く笑った。
診療所と呼ぶにはあまりに怪しげな雑居ビルの、狭い階段を上ると、屋上につづくドアの小窓にはすでに朝日が見えている。
慶次と豊臣は織田縁の病院に搬送され、佐助はひとり、夜のうちにここに来た。佐助が生まれる日さえ今から十年先の未来になるこの世界で、唯一の縁を記憶の底から引きずり出したのだ。
屋上にでれば空は晴れ、物干し竿の紐が何本も走る向こうに小さな小屋がある。
戸を右手で叩こうとして、がくりと力の入らぬ関節に気づく。
――よくできた義肢だが、痛覚を最低限しか伝えないのは時に不便だ。
左で叩けば内側から、「待ちんしゃい」と寝ぼけたような返事があった。
開いた扉から、充満していた酒気があふれ出す。
散乱した資料と鉄鋼、何を作るのか疑わしい作業台、そして、転がる酒瓶。
これが診察室で、佐助の泊まったベッドひとつしかない小部屋は入院部屋だという。
「よく寝むれんさったかね?」
あくびをしながら出てきたのは四十ほどの男である。厳めしい顔に筋肉も隆々として、医者らしくは見えない。
――だが、医者だ。
髭にも髪にも白髪が混じっているが、佐助は総白髪の方が見慣れている。
「おかげさまで」
「そりゃえがった」
厳めしい顔が笑うと子どものようで、佐助には懐かしい。
――しかし、この溢れかえる酒の匂いはいただけない。
「呑みすぎは体に毒だよ、島津の――」
爺さん、という言葉を呑み込んだ。
島津医師は気づいたか気づかぬのか、カラカラと笑う。
「おまはんの話がほんのこつならば、オイは三十年先もピンピンして義肢やら作っとうが!」
「そりゃそうなんですけど」
十五・六の年の頃、腕を失った佐助のために真田が頼み込んで義手を作ってもらったのが島津義弘だった。
――頭が上がろうはずもない。
「なんね、若もんがこれっぱかししか呑まんで」
寝酒にと押しつけられた焼酎の瓶を返せば、髭をなでてジロリと佐助の顔を見る。
「眠れましたって」
疑いをはらすようにそう言って佐助はゆるく笑った。
――眠ったには違いない。
気を失うように眠りに落ち、目を覚ましてはそばにいるはずの政宗の気配を探した。すぐにいるはずのないことを思い出してまた、眠る。そんなことを明け方まで何度も繰り返した。
――あの人は眠れたろうか。
件の『小十郎』さんとやらが一緒だ。心配はいらない。
と、佐助は自分に言い聞かせた。守り役だという男の身を案じていた彼女の横顔を思いだす。打ち合わせもなく合流し躊躇いなく狙撃を任せた信頼の程に笑みさえ浮かぶ。
――大丈夫だ。
『でも』と浮かぶのは前田慶次の声。
『政宗を守るのはあんただろ?』
自分の怪我の心配でもしなよ。そう言って佐助は手を振った。
丈夫な男とは言え幸い、内臓に損傷はないらしい。豊臣をかばっての怪我だと伝えたから竹中に抹殺される恐れもないだろう。
『世話になったね』
『いいよそんなこと、それより政宗を――』
『大丈夫だって』
――例え彼女が危険なことをしようとあの守り役が体を張って守ってくれる。諭してくれれば一番だが、いずれにせよ。
(織田の包囲があるうちに方をつければ、それで終わりだ)
義手の手首を握りしめて、佐助は冷たい堅さを軽く睨む。
「直りますかね、これ」
「まかせんしゃい」
迎え酒を一口。
島津医師は三十年後も変わらぬ眼光で、頼もしく笑った。





続く






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