忍者ブログ

戦国BASARA・腐向け・サスダテ中心・本館(サササケ)を見ている方向け。
女体化とか幼児化とか遠慮なく出てきますのでご注意ください。


妄想が(M)延々と(E)洩れておりますな(M)お館さヴァア(O)!!!



< 2026 / 04 /  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >





04.06.Mon  
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


PR





 ちょっくら京都に行ってまいります。

 関係ないけど追記に5A式もしもネタをおいていきます。

 パロディのパロディみたいでなんですが、興味のある方はどうぞ。

 


 

 


 赤みの強いオレンジの髪。細い手足。政宗の腹の辺りにある頭の、少し垂れたような大きな目。
 政宗が――BASARAタワーの天才マサムネ・T・ダテ博士が、十四の歳から四年の歳月をかけて完成させたヒューマノイド、甲斐原理統合5A式。
 政宗を見上げて笑う彼が、少年の姿なのは――(えーと、なんだ、そうそう)。
 政宗が彼をBASARAタワーの正式なプロジェクトではなく、ダテ博士の個人の実験として制作してしまったがため、材料と人手の少なさのためである。
(と、夢の中で、俺はぼやいていた)
 けれど政宗はその少年型ヒューマノイドの“サスケ”を、それはそれで大層大事に思っているのだった。


   ・・・


――なるほど、馬鹿馬鹿しい話だ。
 目が覚めた政宗は、左側だけの金色の目でぼんやりと天井を見上げながら考えた。
――まあそういうこともあり得たかもしれない。それも悪い手ではない。
 所詮は夢の中のことだ。
 政宗はごろり、とベッドの上で寝返りをうつ。
「マサムネ」
 背中の方、ドアの方向から声がかかった。
 政宗は枕をつかんで、ぼすんと頭にかぶる。
 すると、――腹立たしいことに、笑い声が近づいてきた。
「マサムネ博士、朝ごはんです」
 声は言った。
「…朝は食欲がないと、何度言えば分かる」
 枕の下で政宗はぼやく。
「じゃあ俺も食べないけど、いい?」
「……Shit,」
 つかんでいた手が緩むと、見計らったように枕が退いてゆく。
「おはようマサムネ」
「“マサムネ博士”」
「はい、博士」
 声は楽しげに言って、政宗の頭を長い指でくしゃくしゃとかき回した。
 政宗が不機嫌に睨んだ先には、赤みの強いオレンジの髪。
 ひょろりと痩せた背格好の緑のシャツに、少し垂れたような鳶色の目。
「なに?朝っぱらから見とれちゃうほど俺様ってば男前ー?」
「…ばっかじゃねえの…」
 政宗はますます不機嫌につぶやいた。
――男前で当たり前だろ、俺が作ったんだから。

 

 男の名前はサスケ、正式名称を甲斐原理統合5A式。
 政宗が、ダテ博士が作りあげたヒューマノイドである。
 ただ、夢の中と違うのは。
――このサスケは、BASARAタワーが出資した正式なプロジェクトの産物であるということだ。
 少年の姿などではない。
 身長は180と少しの、痩せ型の男の姿。
 制作期間、数ヶ月。
 これほどのヒューマノイドがたったの数ヶ月でできるものか、と騒がれたものだが、それに対するダテ博士のコメントはひと言につきる。
『だって俺、天才だし』
 だがしかし、そこで製作にもう何年かかけていれば。
 と、政宗はふと考えた。
――夢の中の自分は、十八か十九。
 不運にも子どもの姿に作られた“サスケ”が、あれだけ小さく見えたのだから。
 もう少し身長があるはずだ。
『……く、』
『はいはい、どの本?コレ?』
『left,left!』
『コレね』
――などという屈辱的なやりとりもなかったはずなのだ。
 若干十五歳のダテ博士は、こっそりと舌打ちした。
 昔から守役の片倉小十郎や工学科の長曾我部元親や、政宗の周囲の大人は背の高い人間が多かったから、何の疑問もなく身長を設定したものだったが――。
 フウ…とテラスの隅で白い煙を吐く。
 煙は柔らかな日ざしに光った。
 すぐそばまで枝を伸ばした金木犀の枝、深緑の中わずかに見える橙色が甘い匂いを忍ばせてくる。
 なのに何故か、苛立ちばかりがつのっていく。
 中層部からダテ博士の居室まで階段状に上ってくる、BASARAタワーの空中庭園。その一番下の広場を遠く見下ろし、政宗はガシガシと髪をかいた。
――否。否。
(あと数年経てば身長なんて、)
「軽くあのひょろひょろ柳を追い越すはずだ…」
 言うまでもなくダテ博士の脳裏に描かれたひょろひょろ柳は、遠くに見える並木の柳ではない。橙色の頭をした柳である。
「こういうもの吸ってたら無理だと思うんだけどね」
 声がした。
 ぎょっとするうちに、唇をかすめるようにしてシガレットが奪われた。
「…っ、サスケ!」
「何でしょうマサムネ博士」
 振り返れば、にっこりと笑う5A式の右手に、火がついたままの煙草。煙草。煙草。
――何で考えてること読めんだよ、とかそういうことはどうでもいい。
「消せ」
「はい?」
「火、消せ!そもそも吸ってるときに近づくな!副流煙のが有害じゃねぇか!」
 口腔器汚染、呼吸器汚染、循環器汚染!
 返せ返せと手を伸ばすダテ博士から手が届かないように右手を掲げ、サスケは――じとりと目を伏せて、この上なく呆れた顔をして見せた。
「あと発達阻害とかね。違法な件もお忘れなく」
「安心しろ、タワー公認の銘柄だ」
「未成年!」
 べちん、と額をはたかれる。
――この野郎、天下のダテ博士に何してくれやがる。
 政宗は涙のにじんだまなじりをぎりぎりと吊り上げて、サスケの袖をつかんだ。
「とにかく返せ、火傷したらどうする。かなり痛ぇし痕にもなるし」
「とりあえず今までの台詞ぜんぶ、そのままお返しするから」
 灰皿は?
 聞かれて白衣の内ポケットを探り、携帯灰皿を取り出すと、もう一度べちんと額を叩かれた。

 

「こういうの、誰に教えてもらうわけ?」
「Secret」
 ぷいとそっぽを向いて、政宗は寂しくなった唇を尖らせる。
 それから不機嫌な眉にさらに皺を寄せた。
「っつーかお前、広報課いくんじゃなかったか」
 5A式関連の記事のために、タワー上層部の人間と一緒に取材を受けるとか何とか、そういう『仕事』があったはずだ。
 それで出かけて行ったはずじゃないか、と明後日の方を睨むダテ博士のつむじの辺りに、「あ、それで俺様がいない間にワルイコトしようとしてたんだ」などと腹立たしい声が落ちてくる。
 ぎらりと左目を光らせてふりむけば、クツクツと笑う顔があった。 
「だってマサムネ…博士、断ったじゃん」
「俺はそんなもんつきあってられるか、と返事をしただけだ」
 そして、ならば5A式だけでもいい、と返答があったのだ。
――それをこの橙頭。同じメールが届いていたはずなのに。
「うん。だから、ダテ博士が行くならお供します、行かないなら俺も行きませんって言っといたよ」
「お前、…」
 政宗は唇を噛んだ。
――夢の中ならいざ知らず。
 この5A式はBASARAタワーが出資した正式なプロジェクトの産物だ。
 AIだけのことを言えば確かに、開発者のサナダ博士がダテ博士にマスターの名を譲渡している。
 だが5A式ヒューマノイドとして見ればそれは――この男は、BASARAタワーの所有物ということになるはずだ。
 サスケはテラスの柵に腕をかけ、緩く痩躯をかがませて、また何もかも読んでいるような目で政宗に笑いかける。
「慣例的にタワーズプロジェクトの成果品は、プロジェクトの責任者の管理下におかれてるじゃない?」
 呑まれたように、政宗はコクンと頷いた。
「だから博士もこんなところで拗ねてないで、ちゃんと俺様を守ってくれなきゃ」
 ね?と、影になった顔の中で、鳶色の目が細まる。
――なのに、視界はその透明な色が埋め尽くした。
 無意識に逃げようとした体を長い腕がとらえて、引き寄せているものだから、かかとが浮く。
 唇は乾いていた。
――唇は…。
 ちゅ、とわずかに吸って離れる。
「口寂しいなら俺を呼んでくださいね、マサムネ博士」
 胸を叩いた軽い感触は、内ポケットにあったはずのシガレットケース。
 腕が解かれてたたらを踏む。
 呆然とした政宗に軽く笑って、サスケはきびすを返す。
 瞬きひとつ。
 タワーが誇る天才、ダテ博士の頭脳は、真白な地平から色を取り戻した。
 鼻歌を歌うオレンジ色の頭。
――コイツの頭の中身はDr.サナダが六年かけて組み立てたプログラムで。
 コイツの脚はDr.チカベの二足歩行機構の最高作品で、その鳶色の眼球じゃDr.モウリの作で、呼吸器は前田夫妻の、消化器は織田家の助けを受けたもので、五指の仕組みは北条一族の特許技術にさらに苦心を重ねたもので、そうしてそれらを組み上げてその姿形の全てを造形したのはこの手で。
――まあそんなことはどうでもいい。
(よし、殴る)
 そう思いながら痩せた背中に食らわせたのは飛び蹴りだったから、ダテ博士の頭脳は混乱を極めていたと考えられる。


   ・・・


――なにか嫌な夢を見た気がする。
 目が覚めた政宗は、左側だけの金色の目でぼんやりと天井を見上げながら考えた。
 ベッドの中には自分ひとり。
 部屋の外から聞きなれた声がする。
「…うん、いいのいいの長曾我部さんは当分出入り禁止だから、小十郎さん適当に返事しといて?」
――そう言えばその昔、自分にシガレットを横流ししてくれたのは長曾我部元親だったような、いやえーと。
 そもそもなぜそんなことが頭に浮かんだのか。
 なぜか一刻も早くその声の主を確かめたい気がして、ダテ博士は低血圧の体でふらふらと部屋を出た。
「あ、まさむね」
 ふりかえってへにゃりと笑ったのは、十ほどの姿の、オレンジ色の髪の少年。
 政宗はホッと息をついた。
「おはよー、早いね」
「ああ…」
 その橙頭をくしゃりとなぜる。
「お前はかわいいな」
 え?とサスケは首をかしげ。
「はい、おかげさまでー」
 と、実にのん気な声で、答えた。




 

   +++

 U.C.159 Oct.10より後という感じで。

 伊達さんが十五で佐助が通常使用だと犯罪以外のなにものでもない気がします。 


 






<<old  new>>