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戦国BASARA・腐向け・サスダテ中心・本館(サササケ)を見ている方向け。
女体化とか幼児化とか遠慮なく出てきますのでご注意ください。


妄想が(M)延々と(E)洩れておりますな(M)お館さヴァア(O)!!!



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04.06.Mon  
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 と言うわけで、追記より人間の伊達さんと子狐の忍びーズです。

 前回までのあらすじ→伊達さんの危機にちび小太ががんばりました。将来の兄嫁なので。と実際思ってるかどうかは不明ですが、次回作は『きつねのわたぼうし』でいこうと思います。


   +++

 関係ないけどカラオケのパセラでBASARAフェアがあるとか。
 先日姉の誕生日にパセラに行ったら、『スタッフのフィギュアコーナー!』みたいなショーケースにBASARAのフィギュアがワンコインとかもろもろ並んでたもんで、うひゃーっと思ってたところです。そして納得。
 一段目が恐竜、二段目がBASARA、三段目がジョジョで、それぞれ力入ってました。特にジョジョ。ちなみに池袋店です。元が飯屋だったはずなのでご飯が美味しいです。

   +++

 ところで今更ですがメールの返信、遅れててスミマセン…m(_ _;)m










 竹林に駆け込んで、小太郎は政宗をすとん、と肩から下ろす。
 ぜいぜいと痩せた背で息をして、堪えきれなくなったように、ぽん、と小さなみっつに分かれた。
「…Wow,」
 ぐったりと、枯れつもった竹の葉の上に折り重なる、紅葉色の赤毛。藍色の浴衣。
 座りこんだ政宗を見下ろす少年は――佐助は、白い狐の面をひたいの横に押しやって、年に似合わぬため息をついた。
「まったく、もう」
 赤みの強いオレンジ色の髪に、柳の葉の重なる緑の浴衣。うしろには金色の髪と白い浴衣、月明かりに輝くような少女が隠れている。妹狐のかすがだ。
「だいじょうぶか、小太郎」
 心配そうに弟狐に駆け寄って、頭をみっつ、順になでる。
 佐助はみっつの紅赤毛からひとつを選んで、むんずと両手でつかむと、小さく何事かつぶやいた。
「……」
 紅い頭のふたつが音もなく消えて、ひとりだけが残る。
「…どうなってるんだ」
 佐助は自分のより濃く紅い赤毛を、少しだけなでた。
「力が強いの、こいつ」
 末っ子な上に、三匹分で生まれてきたから。
 と、政宗には分かるような分からぬような説明だ。
「自分じゃ手綱とれないんだけどね。あんたとふたりじゃ鴨が葱しょってって言うか、狸が鍋しょってって言うか」
 狐が狸のことを言えるのか、あの灯篭はなんだったんだ、と喉まで出かかった言葉の数々を、政宗は飲みこんだ。
 鳶茶色の目がちらり、冷たい光をのせる。
――食われるとこだったよ」
 ざわり、と風が吹いて、竹林の天蓋のような梢が鳴った。
「…そうか」
 政宗はその目をじっと見て、頭を下げた。
「For give me.知らないで、弟を危ない目にあわせた。悪かったよ」
「……、」
 すると佐助は、戸惑ったように政宗を見て、唇をかんで。
「…心配かけさせないでよね」
 と、うつむいてぼそぼそと言う。
「ああ。助けてくれてありがとう」
――半ば追い討ちをかけると分かっていて、それでも心からの言葉だったので遠慮なく言うと、狐の白い顔に赤みがさした。
「だ、だいたい、かすががりんご飴りんご飴うるさいから小太郎が――!」
「言ってない!そんなに言ってないぞ!」
 顔の赤みが妹狐に飛び火する。
 ぽて、と座りなおした小太郎が、未だ手に持っていたりんご飴をふたつ、確かめるように月明かりにかざして。
「……」
 両手に持って、差しだした。 
「おい、お二人さん?」
 政宗の声に、キイキイ言っていた子狐二匹がふりむいて、同じ動きで瞬いた。
「あ――
 拍子抜けしたように、それぞれ受けとる。
――考えてみれば、頭みっつぶん買ってやったが、ひとつしか食べていなかった。
「そうか、みやげだったのか」
「……」
 妹狐はとろりとつやのあるりんご飴の紅と、弟狐の紅い頭を見くらべた。
「ありがとう…」
「……」
 りんご飴の頭が、こっくりとうなずく。
 そうして差し出されたかすがの手をにぎって、小太郎は立ち上がった。
「かえろう。佐助」
「…ああ、そうだな」
 うなずく兄狐に、政宗も腰を上げて草をはらう。
「お前らはいいのか?祭り」
 首を傾げれば、呆れたように鳶茶色の目が細められた。
「こりないね、あんた。…おれは興味ないよ」
――そうか」
 知らず、政宗の声は残念そうな、寂しげな色になる。
「…、うん」
 少年の声が少し、とまどった。
――ちゃっかりつけている狐の面については、言わないでおいてやろう。
「仕方がないな。じゃあ、行くか」
 小太郎とはさんざん手をつないだから、と思って政宗はかすがに手をさし出した。
 妹狐は少しだけ唇を固く結んで、首をふる。
 金の髪はきらきらと揺れて、青竹を照らすように見えた。
「みんなで手なんかつないだら、歩けない」
「…そりゃそうだ」
「わたしたちがさきに行くから、お前は佐助につかまってろ」
――怒ったような口調は、照れているのだろうか。
 似たもの兄妹だな、と政宗は思った。
 月明かりのような金の髪が風になびく。
――きれいな顔に白い浴衣は似合うようで、少し寂しい。
 水の影のような淡い灰色が円を描いて重なるばかりで、帯は竹の青だ。竹林がざわざわとこずえを揺らすたびに、さわさわと小さく揺らめいている。
 ふと、その袖を小さな手がひいた。
「どうした?小太郎」
 お姉さんらしくこたえて、かすがは小さな頭をかしげる。
 小太郎は金魚の袋の口を開け、ひらひらした尾をつまんで、かすがの浴衣に放した。
 朱色の、斑入りの、黒の。
 金魚は順に円に飛びこむと、染めた柄のようにじわり、横顔を見せて浮かび上がった。
 見る間にかすがの浴衣は、華やかな金魚の柄になる。
 金毛の狐は袖を広げて、笑顔ではない、けれど何とも言えず嬉しそうな照れたような顔をした。
「…、きれいだな」
「……」
 紅赤毛は満足そうにうなずいた。
 政宗も、ぽかんと開けていた口で笑って、ひとつふたつ、うなずく。
「うちに寄ってけよ、似合いの髪飾りつくってやるから――
 袖をひかれてふりかえると、橙毛が苦い顔を見せていた。
「あのさ。あんまり、甘やかさないで」
「…Well,お前もなんかほしいか?」
 そういう問題じゃないのっ、と小さく叫ぶ兄狐をよそに、かすがと小太郎は歩き出している。
 政宗は、ほれ、と佐助に手をさし出した。
――なに」
「お前につかまって歩け、とさ」
 すると、佐助は政宗を見て、金魚のように口をパクパクさせて、何かを言おうとしたらしい。唇を噛んで、開いて。
「…危ないから」
「ああ」
「暗いから!」
「そうだな」
 突き出された手をにぎると、ひんやりとして、そのくせ狐はとても熱そうな顔をしていた。
 竹林の青みがかった緑を風が渡る。
 橙頭が着た浴衣の、柳の葉がさやさやと涼しげに鳴る。
 政宗は夜の空気を吸いこんだ。
――ぽちゃん。
 と、すぐそこで、金魚の跳ねる音がした。






   *おわり*




 余談ですが、佐助とかすがの夕食は生イカでした。






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