戦国BASARA・腐向け・サスダテ中心・本館(サササケ)を見ている方向け。
女体化とか幼児化とか遠慮なく出てきますのでご注意ください。
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気がつけば五月半ばですね…はわわ;
来週までちょっと戻れなさそうで、特にメルフォ&メールくださった方々、すみません(>_<;)
(返信遅れてますが、疲れてた時にとっても励みになりました!)
スパコミも行けなかったしネサフも中々できないし手元に薄い本もDVDもゲームもなくてサスダテ分は見事に枯渇してます…。
とりあえず以下より自家発電!
戦国です。
+++
この喉が、云うことを聞かない。
体は動かない。
目も開かない。
耳と鼻は勝手に気配を拾う。
梢から落ちる雨雫。
草を踏む音。
血の匂い。
――その向こうに隠れた、薫り。
「死んだか?」
…独眼竜。
呟いたつもりだった。
「――無様じゃねぇか、武田の」
低い声がほろりと降る。
「…酷ぃ…な……誰の、せい、だと」
「あんたが間抜けなだけだろう?」
声が近づく。
――その声が。
――今は見えない、青が。
(あんたがあんまり……)
――だから。
呼吸の仕方さえ、忘れてしまった。
「馬鹿だな。忍」
囁く震えを唇に感じられるほど、その声は近くに。
「…………じゃねぇか」
笑う口が無邪気につり上がったのが、見える気がした。
目を開けるとそこは躑躅ヶ崎の見慣れた小部屋で、涼しい空気と明るい空と蝉の鳴き声があって、佐助は己が横たわっていることに気づいた。
動かない体と、からっぽになったような喉の奥。
心の臓がなくなってしまったような、奇妙に静かな心地だった。
これは夢か、あるいは。
――ああ、俺様死んじまったのか。
ばかだな、しのび。
――馬鹿だよ、本当。
この喉はとっくの昔に己のいうことなど聞かなくなって、忍びの守る息づかいなど埒外で、あの青い肩にかかる黒髪の、奥の白い肌の、薫りを思い出すだけで。
――首筋に指を絡めて吐息を止めてしまいたいと願うほどに。
息ができなくなるのは、自分の方だった。
蝉の鳴き声が草に降りそそぐ。
風が吹き込んだ。涼しくてわずかに暖かい。
日差しが明るすぎて、眩しいから、佐助は目を閉じた。
――すまねぇな。旦那。
もう息をする必要さえ、ない気がした。
鼓動も聞こえない。
ただ。
ドタドタドタ。
――ドタドタドタ?
「佐助ぇえええ!!」
足音と聞きなれた声と戸を壊す勢いで滑らせる気配。
佐助はヒッと喉をひきつらせてとび起きた。
激痛が走った。
「な、な、な、………げほっ」
「おお、目覚めたか、佐助!」
目も覚めるような真っ赤な陣羽織に鉢巻。
「…真田の旦那」
そこは躑躅ヶ崎の見慣れた小部屋で、涼しい空気と明るい空と蝉の鳴き声があった。
痛みとともに、ドクドクと打つ鼓動が全身に響く。
「政宗殿に、助けていただいたのだぞ」
紅い鉢巻と茶色い尾がひるがえって、まっすぐな視線が振り返る先。
蒼い陣羽織のまま戸口によりかかるその人が、にやり、と。
『息、してるじゃねぇか』
無邪気な竜のように、唇をつり上げて、笑った。
【なんちゃって臨死体験】
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