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戦国BASARA・腐向け・サスダテ中心・本館(サササケ)を見ている方向け。
女体化とか幼児化とか遠慮なく出てきますのでご注意ください。


妄想が(M)延々と(E)洩れておりますな(M)お館さヴァア(O)!!!



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04.06.Mon  
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コタミネーターとは映画『ターミネーター2』で少年を守るロボを小太郎がやったら凄くいいなぁという妄想が逆行して溢れた、SFパラレルなサスダテです。まだ2のストーリーに至ってないので小太郎の活躍はないただのサスダテです。本末転倒にもほどがある。

今までのお話はnovel頁に収納してます。



※原形とどめてないダブルパロ注意。
※にょた宗様注意。


(追記に畳みました)


▲▲▲




『君たちの入館は許可できない』
と、開口一番その男は言った。
プラチナブロンドに染み一つない白衣。小さな画面越しの血の気の薄い顔が、紫縁の眼鏡で一層不健康そうに見える。
「おい、半兵衛」
呆気にとられていた慶次がインターフォンに向かって真剣な声になる。
「いきなり何だってんだい?織田会長の許可は受けてる。利からも連絡が行ってるはずだ。入れてくれ」
『慶次君…』
半兵衛と呼ばれた白衣の青年は、忌々しげに眉を寄せる。
『君がどういうつもりかは僕の関与するところじゃないが、君が連れてきたのは――』
低い声が彼の後ろに響いた。
『所長!』
画面の向こうで半兵衛は振り返り、誰かと言葉を交わしている。
やがて不機嫌さを増した――代わりに少し血色のよくなった顔を画面に向けて、『応接室に来てくれ』と青年は告げた。
「所長、か…今の奴はこの研究施設のbossじゃないんだな?」
政宗が首を傾げるのに、慶次は肩をすくめる。
「今のは副所長の竹中半兵衛。所長は秀吉…、豊臣秀吉だ」
そう言って、慶次は苦笑して見せた。
「悪い連中じゃないんだ。秀吉は話せば分かるやつだよ」
詰め所から警備員が出てきて、門の錠を開ける。
「…結構簡単に乗り越えられそうじゃねぇか」
門の高さを見て政宗はつい呟いた。途中で揃えたスーツの動きやすさを確かめるように、パンツの裾をそっと引いてみる。
「肝心なのは建物だからね」
慶次が囁いた。
「常時警備員つきでセンサーだの監視カメラだの番犬だのこれでもかってくらい用意されてるよ。警報が鳴ったら防壁が降りて敷地に閉じこめられる。夜間でも警察に引き渡されるのに30分とかからないってさ」
「そりゃ頼もしいね」
猿飛が他人事のように呟く。
“応接室”と小ぎれいなプレートが示す部屋に入れば、窓から四角い建物が見えた。
――二階の高さまで窓がない。
政宗は運ばれてきた湯呑みを置いたまま、窓に寄る。
警備の厳重さより、閉塞した空気が気にかかった。
「政宗さん」
猿飛に呼ばれて足音に気づく。
奥の扉が開いて、先刻の白衣の青年――ではなく、険しい顔をした大男が入ってきた。
警備を呼んだかと訝しく眉を寄せたのと、慶次が「秀吉っ」と声をかけるのが同時だった。
「慶次、久しいな」
――実験機の開発をしているのは、古馴染みの。
そう慶次が言っていたのを思い出した。



「つまりあんたが原因だったわけか」
「あれは仕方ないでしょ」
政宗がつぶやくのに、佐助は鼻を掻きながら返事をした。
豊臣秀吉が見せたのはプリントアウトした監視カメラの画像。
『先日荒らされた工場の映像だが』
よく似ている、と言われるまでもなく、そこに写っていたのは佐助だった。
未来からタイムホールを抜けて、放り出されたあの場所は、この研究所の関連施設だったらしい。
「何で荒らしたリなんかしたんだ」
「こいつを剥き出しで持ち歩いたら、この時代じゃ捕まっちまう、ってくらいの予備知識はあったんでね」
上着だの帽子だのと一緒に拝借したバッグを叩く。中身は畳んだ三枚刃だ。
「多分、風魔の奴もだろうな。先に荒らされた形跡があった」
それには政宗も肩をすくめた。
「あの迷彩ポンチョと甲冑じゃなあ…」
あ、こっち?と、上着と手袋で隠した機械の右腕を振る。
部屋には二人きりだが、声はお互いひそめていた。慶次は本社への確認のためと、奥に入っている。
「慶次のおかげでとりあえず例の開発機は見せてもらえるらしいし、結果all rightか」
「うーん…」
佐助は曖昧に答えて沈黙した。
慶次のおかげか、あるいは。
『秀吉…最近ニュースになってた、紅赤毛の通り魔、知ってるだろう?』
写真をつきつけた豊臣が何も言わないうちに、顔を引き締めて――ここだけの話とばかりに慶次は声をひそめた。
『猿飛は仕事で奴を追ってるんだ。それで工場に入ったんだったよな?』
打ち合わせにない事態だが、佐助は顎を引いてわずかにうなずいて見せた。
――風魔があの工場に現れたのも追いかけていたのも事実ではある。
『奴が侵入したのは間違いないんですが……そこは映っては?』
と佐助も尋ねてみせれば、なるほど、と豊臣は重々しくうなずいた。
『確かにもう一人はメットのようなものを被っていたが、確認してみよう』
研究所の責任者、と言われて想像する姿より威圧感の際だつ顔で、ジロリと佐助を見る。
『仕事、とは?』
『…公調Bサイト調査室』
低い声で言ったのは、政宗だった。
大男が眼を開く。
『公調?』
『私どもの仕事では企業の研究は摘発対象ではありません。ここでの情報は風魔の確捕以外に使われないことは保証いたします』
19の娘とも思えない低いハスキーボイスで、すらすらとそんなことを言う。
『しかし、Bサイトとは…』
豊臣の言葉に政宗の声が重なった。
『問い合わせていただけば分かる。鬼庭綱元の部下の、藤乃が来たと』
ひたりと据えた左目の、光の鋭さ。
「…ねえ、“藤乃”さん」
「何だ」
「あんた、ただの勤労学生じゃなかったの?」
佐助がちらりと視線を流すのに、彼女は肩をすくめてみせる。薄い肩に浮く黒に近い濃いグレーのスーツ。
「家業の関係だ。俺は…本家からは縁を絶たれたが、」
何気なく伏せられた左だけの目は、佐助にはのぞき込めない。
「いざって時はあれで通す約束になってる。出さずに済めばと思ったんだがこの際だ。豊臣があっちに確認をとってくれれば一石二鳥」
「一石二鳥ねえ…」
二鳥の一羽は豊臣の信用を得るためだ。
――もう一羽は。
「まさか、奴をここにおびき寄せる気?」
――おそらく今風魔は伊達家の関係者を監視しているだろう。隻眼の娘が尋ねて来たと豊臣が問うたのを知ったら。
しかし政宗は、茶碗に落としていた目を瞬かせて佐助を見た。
「NO,鬼庭から小十郎に無事が伝わればと思って」
その手があったか、などと頷いている。
「それなら政宗と名乗っとくんだった」
「冗談」
やめてくれよ、と心の声を色に出せば、クスっと悪戯っぽく笑われた。
「まだ早すぎる。今風魔に見つかったら俺だって困るさ」
それからふと眉をひそめて。
「豊臣の開発機が使えるなら、余計にな」
「開発機ね…」
出力高の高いエネルギー放出装置。
――兵器として連想されるのはプラズマライフルや電磁大砲だが、あれがこの時代に存在しただろうか。
人工知能の反乱が正確には18年後。人類の手による科学の発展はそこでほとんどの道を閉ざされた。人工知能に操られる機械たちの兵器の増産は、それまでに人間が描いた設計図によるもののはずだ。未来で真田が率いる抵抗軍の武器にも新しいものは少ない。佐助が政宗に渡した古風なリボルバーも、どこかから掻き集めてきたうちの一つだった。
――政宗の腕が良かったから、足止め程度にはなったが。
「前田利家の話じゃ幸か不幸か有力だ。今はあんたのでかい手裏剣でギリギリ。奴の身体能力と頑丈さに対抗するなら、遠距離から鉄の体も破壊できる代物が必要なんだが…」
「ここのが使えなかったら?」
「それを聞くか?」
政宗の口振りからして、伊達という一族はただの旧家などではないのだろう。頼ることができればあるいは対抗策があるのかもしれない。
だが政宗と本家とやらの関係以前に、伊達は風魔に監視されている。
――そして、彼女の身内より彼女の命だけを優先したいのは、自分だ。
「…あんたに殴られる以外の未来が見えないわ」
「考えるだけ無駄ってことだな」
佐助の言葉に政宗が笑う。
使えることを祈ってみよう。と、佐助は思った。
プラズマライフルを初めとするエネルギー弾兵装が生まれるのはこの18年以内。原型くらいはここにあってもおかしくはない。
――それで、この人が守れるのなら。
ここから二十年以上さき。佐助にとっては九年前――この腕を落とした機械兵の標準装備。
皮肉にも今、希望と呼べるのはその武器なのだろう。



エネルギー。熱量。粒子であり波であるその存在。
竹中に解説をされても、猿飛は耳に入らない様子だった。
「誤解されちゃ困る。エネルギーを凝縮して扱う研究で、結果兵器にも応用可能な技術が生まれたからと言って――火力や原子力の歴史をご覧よ」
「この実験機の中では、圧縮されたエネルギーの内部に高圧力が発生する。巨大な恒星が滅ぶ際には圧力でブラックホールが生まれるが、ここでできる空間の歪みもそれに近い」
研究所長の重々しい言葉に、「秀吉が発見したのさ」と続ける竹中半兵衛の声は陶酔するようだった。
「空間の歪み、別次元の物理法則が働く場ができる……より高次元なんじゃないかと推定してるんだが」
さて、と竹中は講義でもするような口調になった。
「一次元と二次元の間には長さがある。二次元と三次元の間には高さがある。では三次元と四次元の間には?」
答える者はいない。
「――時間があるのさ」
夢見るような声を、笑う者さえいない。
沈黙した傍聴人を、呆気にとられたと思ったか、竹中は肩をすくめ紫の縁の眼鏡を指で押し上げた。
「次元を越える可能性とは時を越える可能性なのさ。馬鹿な研究だと思うだろうが、織田会長は買ってくれてるよ」
つまらなさそうに、「利家君が心配する必要は何もない」とつけ加える。
半ば利家のために来たはずの慶次は、猿飛を見ていた。
男は実験機を見ていた。
――時間を越えてきた、男は。
「地図」
「地図?」
「この研究所の周り広い範囲で分かる地図、ある?」
政宗は手帳サイズの冊子をバッグから探り出すと、広域地図の頁を開いて見せる。
「…冗談じゃない」
馬鹿だ俺は、と吐き捨てるように呟いた。
「猿飛?」
呼べば、我に返ったように政宗を見る。
「逃げるよ」
「What?」
政宗の腕をつかむ左手の、痛いほどの力。
「あんたらもだ。そのプラズマライフルは、」
「おやおや、ライフルとは人聞きが悪いね」
「何でもいい。抱えて遠くに逃げるか、できるもんなら今すぐ処分しな」
「どういうことだ、」説明しろ、と政宗は左目で強く男を睨む。
「言ったろ、風魔と俺が使ったタイムホールは奴らが作ったもんだ。奴らが持つ機械が唯一無二。どこから掘り出した設計図かも分からなかったが――」
「So you mean…あの実験機が?」
「原型かな。確かなのは俺と風魔をこの時代に送り込んだ機械、あの施設が33年後のこの場所にあるってこと。あっちじゃ山一つ削れてるけど間違いない。ここは奴らの拠点で、」
考えを整理しながら口にしているような、勢い込んだ声がふと途切れる。
「…風魔が必ず知ってるってことだ。開発段階のタイムホールと――エネルギー弾装備があることも」
奴が今この瞬間に来てもおかしくない。
と、猿飛は低く言った。



















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このシリーズは①携帯で②書きたいとこだけ書く、という楽に楽にがモットーで、何て言うか…分かりにくかったらスミマセン…。ノリで読んでいただけると嬉しいです。


ところで一次元と二次元の間が長さ~ってあれで合ってましたっけ。(高校の頃すごく好きだった戯曲に台詞であって、覚えてたつもりなんですが……ちなみに“四じげんと五じげんの間には給食がある”と続きます)


なお公調Bサイト調査室、は公安9課みたいな感じの架空の施設です。公安しか被ってないですが。







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