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戦国BASARA・腐向け・サスダテ中心・本館(サササケ)を見ている方向け。
女体化とか幼児化とか遠慮なく出てきますのでご注意ください。


妄想が(M)延々と(E)洩れておりますな(M)お館さヴァア(O)!!!



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04.07.Tue  
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 PSPの魅力的なところは忙しくても合間に出来そうな所ですね(・∀・)
 本体があればの話ですが(=∀=)

 アニバサ第二話についてはまた後ほど~。

 世間の波に順調に乗り遅れながらサササケはまだクリスマスです。


「5A式はブッシュ・ド・ノエルの天使にキスをする」

↓↓↓より続いております。

http://sasasake.blog.shinobi.jp/Entry/272/#more

http://sasasake.blog.shinobi.jp/Entry/277/#more

http://sasasake.blog.shinobi.jp/Entry/287/#more

http://sasasake.blog.shinobi.jp/Entry/300/#more



 入れたいとこまで詰め込んだので長いかもです…。(そして終わってもいないのです)(前半読み飛ばしたら良いかも知れません)







 マサムネ・T・ダテという人物の天賦の才。
 それもただの知能指数ではなく、BASARA-eに関する才能と言い換えられましょう。
 この美しくも複雑で、癖のある性質に富んだ生体エネルギーが発見されて百数十年。幾多もの研究者がその解明に苦しみ、その解析からは幾つもの仮説が打ち立てられました。しかしそれはあくまでも数学的問題であり、宇宙の姿を求める新たなモデルを増やすに止まっています。
 BASARA-eの明確な正体は未だ分かっていない、という事実は彼らへの謗りにはならないでしょう。
 一方でBASARA-eをいかに技術として用いるか……そう考えた研究者の成果は目を見張るばかりです。
 多くは医療、これは織田の係累の研究により臓器移植の壊疽を防ぐ手段としてBASARA-eを使うものと、神経系との互換のために使うものの二者が主立っていますね。特に後者の研究が目覚しいのはここ数年のこと。神経系との互換は、人工眼球や人の五指、二足歩行の統御の技術に用いられているわけですから…古参の北条氏だけでなく毛利博士や長曾我部博士の存在によるものでしょう。
 二足歩行機構や近年の都市開発を支える作業分野でのBASARA-eの特性、金属の強化技術もまた大きな研究成果。
 しかし何よりもBASARA-eの真の姿に迫ったのは、この生体エネルギーを人間の脳の形に――その中で動くエネルギーそのままに構成して人工知能とした、信玄の理論だと私は考えています。
 いえ…そう考えていました。
――甲斐原理統合5A式を知るまでは。
 マサムネ・T・ダテ博士が5A式を制作した中で、正式に自身の技術として特許をとったのはBASARA-eを半永久的に供給する心臓部、“Black-Box”だけだそうですね。
 ですが5A式の製作過程を全て見ていけば、あなたが工夫を凝らし新たな技術を模索したのがそれこそ旋毛から爪先まで全てに及んでいるのはすぐに分かること。
 事実上あなたはBASARA-eのあらゆる特性を、少なくとも一人の人間の身体で働くそれを、知り尽くしているのではないかと。
 そうでなくて何故、あれだけのものが……。

「あのしょうねんのような、ひとりのにんげんが、うみだせたのか」

 説明がつかないでしょう。
――私はあなたの才能を、医学でも工学でもなく、BASARAに対するものだと考えています。
 では何故、あなたにBASARA-eに対してそれだけの知識――いえ、直感と呼ぶべき閃きがあるのか。
 そこで、あなたが夢に見た世界での現象です。
“知ってる人たちが何人も魔法のような技を使った”
“風と氷。光と闇。炎と雷が渦巻いた”
“それはまるで”

 

「“体に宿る不思議な力のようだった”」
 上杉教授は静かに頷いた。
 ダテ博士は昔自分が話した言葉を拾い集め、思案気に落としていた視線を上げた。
「つまりあんたは、その力がBASARA-eで――俺のBASARAに対する直感の元がその夢にあると考えているわけだな?」
「ええ」
 頷いてやれば謙信の教え子は、親指を唇に押し当て眉間に皺を寄せて考え込んでいる。
「なるほど言われてみりゃあ、そんな感覚が無いでもないが…」
 昔から周りを怯えさせた切れ長の目の、意志の強すぎる瞳が光を浮かべた。
「俺には自分だけが格別、優れてるとは思えねぇがな。それこそあんたがさっき出した織田や、Dr.モウリなんかも」
 呟くように言うダテ博士に、謙信はまた頷いてみせる。
 謙遜するつもりでもなかろうが、実際はダテ博士のBASARA-eに対する順応度は群を抜いているというのがタワーの報告である。
 しかし、謙信が問いたいのはその一点ではない。
「そう、あなたいがいにもばさらにすぐれたるものはいます」
 書類の束を差し出せばダテ博士は怪訝そうに目を顰めたまま、黙って受け取った。
 報告書には過去六十年の間にBASARAタワーに登録された事のある人物の名が並んでいる。
 表に連なる数値。最後にはタワー統括機関の印。
 ダテ博士の左目がその数値の要素に留まった。
「“閃”」
 僅かに瞬く。
「…これがBASARAへの直感力ってことかい?」
「すうちの、たかいものをよんでごらんなさい」
 静かに促すと、政宗の指は赤い線の引かれた名前を辿った。
「島津の爺さん…北条の爺さん…信玄公…上杉教授……Dr.オダに濃姫、前田の鴛夫婦に豊臣、タワーのお歴々だな」
 その目がすいと上がる。
「だが移植手術で有名だった斉藤道三の数値は大して高くない」
「ええ」
「風魔式AIの武田勝頼も、北条可奈姫もだ。研究者としちゃあ松永より石田やあんたのところの直江が高くて良さそうなもんだが――本願寺?今川?おいおい、ザビーって何年か前にタワーのお膝元で事件起こしたあいつだろ…明智もいるな。っと、本多に…小十郎もか。Han,若い辺りじゃ浅井の坊ちゃんにDr.モウリ、元親、幸村、竹中…慶次は研究者でもねぇのに…俺と家康に…宮本?織田の妹に、Ah,学舎の蘭丸といつき………Wait,」
 めくった最後の二枚は、彼がたった今読み上げた人々の写真でうめられている。
 左目がはっきりと瞬いて、謙信を見上げた。
(なんと、するどくたけだけしきまなこか)
 幼い頃から切れ長のまなじりで、両目を賢げに愛らしく見開いていたのを謙信は覚えている。
 今では恐ろしいほど鋭さばかりと言われているのも知っていた。
「God…まさか」
 見透かす鋭さ。
「あなたが、ゆめにみたものたちのなかで」
 BASARAを使いこなす者と何人が重なりますか?
 こくり、と動いたのは若者の白い喉元。
(おそらくは)
 彼は、覚えている。
 彼の幼い日に語った記録を、謙信が読み返し続けて覚えたよりもなお生々しく。
 そこにある写真の人物達の姿が夢の中の“彼ら”と重なったのは、間違いないのだろう。
 政宗の顔は僅かに蒼く陰ったように見えた。
「…本多の写真がねぇな」
「かのものは、いまだばさらのとうのごくひじこうだそうですね」
「奴をいれて二十八人」
 ダテ博士は、クッと唇を吊り上げた。
「Hey,出来すぎだぜProfessor.」
 全員だ。
 と、ハスキーな声がぽつり、呟く。
「――相手があんたじゃなきゃ、こんな調査書まで作ってからかうなと言いたいところだな」
「ええ、もちろん、からかってなどいません」
 あなた以外の誰か一人で良い、あなたと同じ世界を見れたなら、夢の世界は証明され得るでしょう。
 そして、それを見る者は。
「このものたちの――わたくしたちのなかからあらわれるでしょう」
 右目を覆う眼帯に指を押し当てながら、ダテ博士が低く唸る。
「この、二十八人……俺を抜いて二十七人、か」
「あなたのゆめでは、あとすこしくおおかったはずですよ」
 指がその顔からゆっくりと下りる。
 伊達政宗は、すでに顔色を取り戻していた。落ち着いた仕草で膝の上に指を組む。
 目だけがギラリと光って謙信を射すくめた。
「あと、三人」
「いいえ」
 謙信はそれを受け止めるように、彼の正面にすっと背筋を伸ばした。
 風魔型AIのアンドロイドと、甲斐原理統合5A式。
 BASARA-eの子とも言うべき二人の“閃”の数値は測定してみるべきであろう。
――あるいは、測るまでもなく。
「あと、ひとり」
 窓の向こう、雪時雨を挟んだ温室で――金の光が、ちらついている。
「一人…」
 ダテ博士が、繰り返すように呟いた。

 

 金の光に、天使の輪を思い出した。
 クリスマスシーズンのせいだろうか。
――それとも単に、暗い部屋の中サスケの橙頭に丸い光が被っているからかもしれない。
「あっ、まさむね」
 小さな頭は後ろに立った政宗の方へ、パッと振り向いた。
「おかえりー」
 声と共にリビングの明かりが灯る。
「I'm home」
 政宗が玄関からこのリビングに来るまで僅かに数歩。だがこの子どもが気づいていなかったとは珍しい。
 丸い光を揺るがせたモニターに目をやって、政宗はニヤリ、と意地悪げに笑った。
「また小十郎と喧嘩か?」
「そんなこと…」
 そんなことが有るのか無いのか、唇を尖らせてサスケは踏み台から飛び降りる。
 こちらも帰ったばかりらしく、深緑のマフラーもまだ外していない。
 日暮れかけた部屋を僅かに寒々しく感じて、政宗もコートを脱がないまま手をさすった。
 冬の冷気が遮断された屋敷の中、冷たい指先は簡単には熱を持たない。
 その指を、小さな手が握った。
「…おつかれ?」
「ん」
 サスケの手は、子どもの体温を連想させるようで、常に冷たい。
 ダテ博士が代謝や酵素の活性指数を考えて何度手を加えても、この体の熱量は上がらなかった。
 5A式の心臓部にあるBASARA-eの供給装置。“黒い箱”と名付けたそれが熱を食うのだから、心臓を直さなければどうにもならない問題だった。
――光の漏れ入る隙間もない箱の中で、生み出されるBASARA-eは、おそらく闇に似た性質を持っている。
(もっと違う、光を生み続けるような形を新しく作ることが出来るか…)
「まさむね」
 呼ばれて、伏せていた目をはたと開いた。
「Ah,…茶でも淹れるか」
 ボウと考え込んでいた自分に苦笑して、温めようとしてくれた手を逆にぐいぐいと揉んでやると、色は暖かげな橙頭がホッと笑う。
「おれがやる。まさむねは座ってなよ」
「ん?ああ、Thank,」
 答えてその手を放すと、サスケはキッチンに踵を返した。
「…小十郎」
 光の波立つモニターに呼びかける。
『はい』
「サスケの体を作った時に関わったDoctor連中、詳細までリストアップ頼む」
 畏まりました政宗様、と低い声が答えるのにちらりと目をやった。
 起動している事を示す光が丸から膨らんだ半月型に移り変わり、また満月に。その度に端の“S-K-K”の字が消えて戻る。
 それを見るともなしに見つめていると、『政宗様』と呼びかけられた。
――このAIが自分から話しかけて来るのは、最近では珍しい。
「何だ、小十郎」
『先ほどあの餓鬼――』
 失礼、5A式が。と低い声が言い直す。
「サスケがどうした?」
『片倉小十郎は』
 そこでAIは少し躊躇ったような間をおいた。
「お前が?」
 政宗は肩を竦めて先を促す。
『……オムライスに似ていると』
 そして、盛大に咳き込んだ。
 咳き込む形で口元と腹を押さえたまま――笑いを堪えるのに腹筋が不可欠である事を感じた。
「っ、…、…そうか…オムライスな…」
 しゃがみこんで目尻を拭う上で、『リストアップ終了』と事務的な声。
 八日月の形に止まったその光に「Desk topに頼む」と言い置いて、政宗はキッチンに足を向けた。
「Hey,こら、サスケ」
「え?何?なに?」
 上機嫌な声に紅茶を茶さじで測っていた真剣な顔が、慌てたように上がる。
「今夜は卵料理だ」
 ニンマリと笑ってそう言ってやると、サスケは一瞬口を閉じるのを忘れたような顔をして。
「っ小十郎さん!」
 密告者の名を叫んだ。茶さじはポットに落ちた。
 そのまま駆け出したのを政宗の腕が間一髪、捕まえる。
「おいおい、落ち着けって」
 脇に抱えられた形のままサスケは「でも、だって」とむぐむぐ言った。
「別に呆れやしねぇよ、今更」
 クックッと笑う政宗の三日月形の唇を見上げて、鳶色の目が恨めしげに半月になる。
 食い意地のはった感想を聞かれたのがそんなに恥ずかしいだろうか。
――少なくとも今の自分を笑いでいっぱいにする程には頓狂な発言だが。
「なあ、サスケ」
 ふとその笑みを柔らかく落とした、囁くような政宗の声に、少年は開きかけた口を閉じた。
「明日、俺と一緒に春日山に行っちゃくれねえか?」
「…春日山って、上杉さんの?」
「Yes,」
 頷けば、サスケは自分を捕まえる腕に縋りつくように、力を込める。
 その橙頭を下から覗き込むように、政宗はしゃがんだ。
「もう一度、ヒューマノイドを作る――AIは春日山で息づき始めてる。お前に会って欲しい」
 じっと見つめられた鳶色が二つの満月に。
「AI…」
「ああ」
「甲斐原理式の」
「そうだ」
 子どもの目が、すう、と冷たく細まった。
「それは、BASARAタワーからの要請?」
 先刻までの子どもの顔をどこかに押しやって、――まるで許されない標的に的を絞るように。
 政宗は首を振った。
「No.タワーは関係ねえ。上杉教授から個人的に、前から持ちかけられてたんだ」
 すると、サスケの眉が怪訝そうに動いて一度に幼い表情に戻る。
「じゃあ、おれはまさむねのお手伝い?」
 研究対象でも実験対象でもなくて――?とは、口にしない。言わないだけだろうと思わせる程度には、この子どもは敏い。
「そういうことだ」
 頷いて、ふと政宗は目を細めた。
 タワーの統括機関が5A式ヒューマノイドの再構築を要請していたことは、サスケには言っていないはずだった。
 だがそんな事実は知らずとも、想像はつくのだろう。
 甲斐原理統合5A式。マサムネ・T・ダテ博士の最高傑作。
 作り物の彼は、けれど何故だかそわそわと政宗の腕をもんだ。
「あの、でもおれ、24日までに…」
「Ah,今朝小十郎と喧嘩してたあれか」
 俺が何とかしてやるから安心しな。
 そう請け負えば、5A式は一瞬嬉しそうに顔を輝かせて。
「どうしてまさむねが知ってるのっ」
 とまた、叫んだ。

 

――けれどもしも、あの世界が本物で、奴が本当に存在したと証明できたなら。
 いつか、その名前を呼ぶことが出来るのかもしれない。
 “ダテ博士の最高傑作”ではなくて、――その名でこいつを呼んでやれるのかもしれない。
「…で、何て名前?」
「What?」
 一瞬跳ねた肩を抑えて、政宗はケトルを手に振り向いた。
「その上杉さんとこのAI。名前、まだ無いの?」
 紅茶の缶の蓋を閉めながら、サスケは首をかしげている。
「ああ、あのAnge…あいつはな」
 光を放つように微笑む麗人の姿が目に浮かんだ。
『まるで、はるのひざしのようではありませんか。わたくしの、うつくしき…』

「“かすが”だ」

『ああ、謙信様、かすがは幸せです…!』

「…かすが?」
 サスケが小さく呟いた。
 政宗は――何故だか、自分の呼吸が僅かに震えた気がした。
 かすが、と少年の声はもう一度、口にする。
「ねえ。まさむね」
 政宗がポットに湯を注ぐのを、眉間に皺を寄せたまま見つめて。
 

「“春日山”のかすがちゃんって、――あんまりそのまますぎる命名じゃない?」
 

 と、サスケは小さく橙頭を傾げてみせた。 

 

 

 







 まだクリスマスって言うかそもそもクリスマス当日に至っていないという事実に遅ればせながら気づきました。



 






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