戦国BASARA・腐向け・サスダテ中心・本館(サササケ)を見ている方向け。
女体化とか幼児化とか遠慮なく出てきますのでご注意ください。
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年始は帰省したり鷹狩見に行ったりしました。佐助は鷹匠も務めればいい。貝島ささです。
大鷹以外にも隼やミミズクを慣らしている鷹匠(+見習いさん)もいて、
ミミズクの鷹匠の方は女性でした。かすがちゃんもやったらいい。小太郎はむしろ政宗様が鷹匠で小太郎は鷹そのものとかそんなイメージ。
佐助が鷹匠やるなら戦国じゃなくて大正時代とかが良いです。鳥打帽絶対似合うから!帽子の影に覗く目とか大好き。
早々に妄想で始まりましたが、本日の更新。
リンク5軒様お迎えです!
カップリングはサスダテはもちろんまた幸佐だったり謙信さま×伊達に惹かれたりと色々ですv
さて三が日も過ぎまして皆さまお正月気分が抜けたかどうか、七草粥ネタでも用意したい頃合ですが…
クリスマスネタの続き載せます。追記より!
とにかくこんな我が家ですが、2009年もよろしくお願いいたします。
①↓↓↓より続いております。
http://sasasake.blog.shinobi.jp/Entry/272/
政宗を導くように歩む、年齢不詳の心理学者がBASARAタワーの現役から退いて数年。
その称号は“博士”であり“医師”であり、そして。
「あんたにゃ季節も関係ないのかい?Professor.」
未だ、政宗にとっては学舎の“上杉教授”である。
「ばさらのとうにいたころも、おぼえはありませんよ」
柔らかげな黒髪は、政宗の茶色がかったそれより短く整えられているのに別の生き物のように繊細に謙信の顔を彩っていた。
「そりゃ確かにそうだろうよ」
ばさらの塔、BASARAタワーでクリスマスと言えば、一部の変わり者が御神木を飾り付けシャンパンとケーキをすすめてくる辺りでやっと思い出される、その程度の存在だ。
――そもそもあれこそが俗世間から隔離された場所ではないか。
「まつりはひとのさかせるはなと…けいじらしいことです」
前田慶次とは既知の仲であるらしく、謙信は懐かしむように目を細めた。
白い顔に白い、白衣ではない緩やかなラインの服を着て、緑の濃い中に立つ姿はそれこそ花に似て見える。
「慶次もよく来るのかい?」
「おさなきころは。…それに、最近はまたしばしば」
クリスマスどころか季節さえ忘れてしまいそうな光景と、気温。
「相変わらず見事な温室…っつーより、熱帯植物園だなこりゃ」
はるか高みにあるガラスの天蓋を見上げて、政宗は感嘆の息を吐いた。
吐息が白くなる事も無い。
透明な板が張られた上には今にも雪の粒を落としそうな白銀の雲が広がっているのに、ここはコートも上着も要らない緑繁る空間だ。
どこからか、鳥の声さえ聞こえてくる気がした。
ききっ。
――否、これは本物の。
「おいでなさい、ゆめきち」
木陰からぴょんっと小さな影が飛び出した。
謙信の両手におさまった、明るい茶色の生き物。
「こいつは慶次の…」
「ともだち、だそうですね」
小猿だ。
それも、首には紅白のしめ縄に似た識別帯。
飼い主に与えられた首輪と言うより、友達にもらった飾りといったところだろうと政宗は知っている。
――二年前、初めて会ったとき慶次の肩に乗っていた猿だ。
名を夢吉と言う。
「ばさらのとうにつれていけないからと、ここであずかったのですよ」
「Ah,だから最近よく来るってわけだ」
政宗が顔をほころばせて覗き込むと、小猿はさっと小さな花を取り出した。
どこかに咲いているのだろう。白くて甘い香りがする。
「Thank you,慶次の真似かい?」
きいー。
「りこうなこですよ」
大切な機器には決して触れません。
にこりと仄かに光るような笑みを浮かべる謙信から夢吉を受け取り、政宗は苦笑した。
「ったく…大した度胸だよ、あんたは」
“あれ”をこんな場所に設置するとはな。
「あのこには、いずれそともみせてあげなければ」
若い博士を誘うように、年齢不詳の心理学者は手を差し伸べる。
「さ、こちらです」
会いに来たのでしょう?
「ああ」
誘いにニイと笑む、ダテ博士の手の中で、小猿は小首を傾げた。
「え?慶次さん、上杉さんとこ通ってんの?」
小首をかしげてサスケは隣の青年を見上げた。
焦げ茶のポニーテールと、金色の糸が編み込まれたオフホワイトのマフラー。
そのマフラーに顎を埋めて、サスケの年上の友人は微笑んだ。
──何を思い出したのだろう、微笑まし気な顔。
あるいはそれが茶色い毛並みの小猿を思い出してのことだと分かったら、サスケは絶交状を叩きつけるかもしれないが。
第三緑地地区“奥”の青葉エリアでも、青空には雲が混じり始めている。
けれどまだまだ午前の日は明るくさして、つもった雪が真白く、立ち並ぶ商店の飾り付けは深緑の上金銀に煌めいていた。
街道の正面から吹き付ける風は肌に霜をさすようで、サスケもマフラーの深緑に口元を埋める。
「謙信のとこっつーか、謙信ちの植物園にね」
友達がいるんだ。
花屋の軒先を――そこでモミの木の枝先を整える女の子を眺めながら、慶次は答えた。
「植物園に友達?って言うか上杉さんって心理学者じゃなかったっけ?」
「そりゃもう、臨床心理学の権威さ」
サスケの質問の後半にだけ答えて、オレンジ色のつむじを見下ろす。
「植物園は昔から古びてたから先祖来のもんかもな。謙信も春日山に引っ込んでからはプランツ・セラピー方面でも研究進めてるし、中々立派なとこだよ」
「じゃあけーじは、」
と勢い込んで聞きかけて、サスケははむと唇を噛んだ。
「慶次さんは、まさむねが上杉さんと何の話で会ってるか知ってるんだ」
「慶次でいいって」
サスケの創り主にして保護者であるダテ博士より数ヶ月から一歳――一応は年上の若い男はそう笑って、ポニーテールを重たげに揺らす。
「残念ながら俺も知らないしなあ。政宗が来たって言うから何かと思ったのに、謙信は『ひみつですよ』の一点張り」
元から知り合いみたいだから遊びに行ってるだけじゃないかい?
軽い口調でそう言うのをしばし見上げていたサスケは、ふいに顔を背けて重くため息をついた。
「何にもないのに秘密にするまさむねじゃないもん」
撫で下がった小さな肩と盛大な白い吐息に慶次は苦笑する。
「何だい何だい、落ち込むことでも無いだろ?研究途中の情報ならそうそう漏らすもんじゃないんだし」
するとオレンジの頭がくりんっと上を向いて、唇を尖らせた。
「だって、最近週に一回は上杉さんとこ行ってて――春日山もそんなに近くないでしょ?疲れが溜まってるみたいで」
心配なんだ。
ぽつん、とつぶやいて目をそらす。
――夜の最中、政宗が何のためにうなされていたのか。
それが上杉謙信と関わりがあるのかは分からない。サスケを誘ったくらいだから、どうあっても秘密にしたいわけでもないのだろう。
――でも他に、何の要因も思い当たらない。
「ま、謙信がついてるんだから心配要らないだろな」
それに、と声が降って来ると同時に、頭に手が乗ってくるりと前を向かされた。
「お前さえ元気なら大丈夫だろ、政宗は」
サスケの鳶色の目に飛び込んできたのは、掻き分けられた白い雪にキラキラと飾り付けられた菓子屋に雑貨屋、大人も子どももどこか足取り軽く歩く姿。
紅や青のリボンが――それでも何だかうすぼんやりと霞んだように見えるけれど。
「さー買い物だ。タワーのモールに無いもん掘り出すぞっ」
政宗の疲れも忘れるようなクリスマスにしてやれよ!
にかーっと歯を見せて笑う慶次に、何だか笑みが浮かんで、サスケはこっくりと頷いた。
前田慶次という男はこういう時、根本的な解決ではなくひたすら前向きな対処を提案する。
――そんなところが、政宗にも眩しいのかもしれない。
「モミの木とリースは用意しただろ?」
「ん、ベッドの下に隠してある」
「クリスマスカードは」
「小太郎のとこで一緒に作って投函した」
「順調だな隊員。ケーキは明日として、オーナメントは?」
「まだ途中」
フィルムシートでああいうの作ってるんだ。と、小さな指で差したのは店の軒先につり下げられたシリカ板の細工飾りだ。
――何枚作れば足りるだろう、政宗とサスケと二人だけの部屋で。
折り紙と鋏とで格闘する日々である。
淡い金色に光る星や顕微鏡で覗いた雪の結晶。
雪は粉雪より、なんだか牡丹雪の固まりのように歪んだりもしているが。
「そういやさぁ」
ふいに、慶次がほろりとつぶやいた。
「謙信の温室で、何か見たな」
「何か?」
「あ~何か、金色できらきらの」
「それを人は日光と呼ぶよね」
違うって、と茶色いポニーテールを振る。
「温湿管理の機器の辺りに、これくらいの――」
と、マフラーとお揃いの手編みであろう手袋の手を、サスケの背丈ほどにぴたり。
「シリカ樹脂かなんかの透明な筒があってさ」
中に光が集まったみたいにキラキラしてた。
「植物関連の実験機かねえ」
顎をつかんで首をひねる慶次を、サスケは何とアバウトな記憶かと、呆れたような目で見上げる。
「筒で保護してるんなら、蘭とか薔薇とかその手の花じゃない?」
「ま、確かに…」
呟いて、慶次は真面目な顔つきになると、一つ頷いた。
「よし、そこの花屋で聞いてみよう」
ポインセチアの赤白が並ぶ花屋には、妙齢の女性が一人。
サスケはにっこりと笑った。
「また後でね」
――まったくどちらが引率か。
『手でも繋いでやれ』と、思い出した政宗の言葉に小さく頷いて、サスケは慶次のコートの手首をつかんだ。
花屋にはクリスマスのために用意された常緑の枝や鉢物、赤や白の花が目立つ。
サスケのマスターが好む青い色はなりをひそめているようだった。
「植物園、ねえ…」
サスケが一番恐れているのは、彼の創り主が甲斐原理式AIのために、彼のために憔悴しているのではないかということだ。
けれど――そう言えば、上杉氏の元に出入りしている直江という植物学者だっただろうか、発色も鮮やかな青い薔薇の栽培に成功して話題になったのは何年か前のことだ。
――政宗はああいった研究に興味を持ったのかもしれない。
慶次の見たものがダテ博士の目当てかは分からないが――。
金色のきらきらの光を放つ、上杉謙信の。
(どんな花だろ)
青い空をよぎる日差しに、サスケは眩しげに目を細める。
――真昼の綺羅星だ。と、政宗は一つきりの目を細めた。
冬の曇り空を背景に、淡い金色の輝きは温かくも冷たくも見える。植物園の端。微気象から警備まで管理する機器の乗用車ほどはあろうかという大きさ、鏡のような銀色の脇に。
水晶より透明な――その筒が鎮座していた。
筒の中にはチラチラと細かい光。
あるいは金粉が風にのって舞うように、光の欠片だけが飛び交って周りの緑を照らしている。
謙信の育てる花は、真正花であるかと言われれば――やはり星の集まりに見える。
政宗が顔を寄せると、光はひゅっと身を引くように、反対の端に集まった。
「Hello,」
ダテ博士は笑って、ハスキーボイスを優しくひそめる。
声を識別する器官は隣の機器か周りの緑に隠れた場所にあるだろう。
だが政宗は星の群を見つめて声をかける。
「調子はどうだ?Angel,」
天使と呼ばれた光はゆらり、答えるように揺らめいて見せた。
花びらでも金粉でも日差しでもない。
――虚空に舞い踊るのは、BASARAと呼ばれる生体エネルギーだ。
風魔型AIや甲斐原理統合5A式と同じように、武田理論に基づいて構成された人工知能。
世界で三番目の甲斐原理式AI。
本体はBASARA-eの塊にも似た存在で、下部に納められている。
この透明な筒の中を縦横無尽に泳ぐ光もその一部だ。
一月前、謙信の執務室で初めて紹介された時から変わらず彼は酷く内気だ。
――あるいは、彼女は、と呼ぶのが正しいのかもしれない。
緑が濃く繁る温室に、天使の光は春の日ざしそのものに見えた。
続く
本年大河ドラマの彼は植物学者です。ドラマを見ないので相変わらずBASARAの無敵の人という印象です。
