戦国BASARA・腐向け・サスダテ中心・本館(サササケ)を見ている方向け。
女体化とか幼児化とか遠慮なく出てきますのでご注意ください。
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お腹が痛いです。胃が荒れてるのか冷して下したのか生理痛か何か中ったのか分かりません。
お盆で田舎の方に行ってたんですが…うーん。
あ、本題ですが、今日のネタは佐助稲荷の地から狐話です。結構前に書いてたんですが機を逸して…ちょっとオチが…ゴニョゴニョ。
えーと、六月に鎌倉に行った時のことですが。
大学の学部のときの友達と紫陽花目当てで長谷寺とかを回りました。
バサラを知らない子も一緒だったのですが、時間がちょっと余りそうな雰囲気で、「他に行きたいところある?」という話になったので…。
「弁才天の方に、佐助稲荷っていうところがあるらしいんだけど」
と言ってみました。
一応、「鳥居と稲荷像がいっぱいあって可愛いらしいよ」とも言ってみました。
まあ地図を見てみて、そこまで行くにはちょっと時間なさそう、という結論になったのですが。
しかし貝島が『佐助稲荷』と発言したときからずっと隣で笑ってる子がいます。
大学の友達でありバサラ友達でもあるC嬢です。
「いや佐助稲荷は知らないんだけどね、今日石の鳥居とか見るたびに狐の佐助妄想してたから…」
なんて素敵なことを言うので、二人だけになった時に具体的に聞かせてもらいました。
『ゴンギツネ』というキーワードに悪寒を覚えた方は…ちょっとだけ心構えがいるかもしれません…(以下追記)
あと明日コミケに参加する方々、頑張ってください!ちなみに今日のビッグサイトは過去最高に暑かったです…(当社比)。貝島は一般参加ですのでよしなに。
石の鳥居で約束しました。
もう一たびと、約束しました…。
梅雨の晴れ間の、陽射しが夏めいて眩しい日のことでした。
政宗は白いシャツから伸びるまだ日焼けもしていない腕に、木漏れ日を映しながら、山道を登っていました。
濃い緑の葉の間から落ちて、日の光は面白いようなまだら模様で流れてゆきます。
そのとき政宗は十四で、仙台のお屋敷から避暑を理由に、山あいの村に程近い別荘に滞在していた。
一つ違いの弟も両親も屋敷で、守役の小十郎と料理人の喜多だけが一緒です。
村の子ども達とは馴染みがなく、遊び相手のいない政宗は一人で別荘周りの木立を探検していました。
――それが少し、深入りしすぎたようでした。
「Oh my…」
持ち前の好奇心に任せて山の奥まで入り込んでいたようで、もう小一時間も帰りの方角が分からないのです。
まっすぐ進んだのなら村人の来る神社が近いはずですが、四方を見回しても木々ばかり。
日陰に咲く紫陽花が所々に、人の手で植えたのではないようで、小ぶりな花を咲かせています。
「まだ日は高い…が、」
参ったぜ、とつぶやいて、政宗は倒れて苔むした楢の木に腰掛けました。
と、その目の端で、何かが動きました。
政宗の、左目しか利かない視界に入り込んだのは、鮮やかな橙色です。
「?」
政宗はそちらに顔を向け、パチパチと瞬きをしました。
「……」
熟した柿のような赤みがかった橙毛の、年のころは五つか六つでしょうか、粗末な着物の少年がじっとこちらを見ていました。
「Ah…?、ッ」
政宗が驚いたのは、少年の赤毛の鮮やかさのせいではありませんでした。異国の人間に接する機会も家柄、少なくはありません。
問題はその赤毛の間に、同じ色をした大きな獣の耳が、のぞいていることです。
少年はしばらく政宗を見つめて、大声を上げたりしないのに心を許したのでしょうか、
「助けてクダサイ」
と、小さく言いました。
政宗はやはり、好奇心に勝てずに立ち上がりました。
近づいて見てまた驚いたことに、少年の腰の辺りからは大きなしっぽが生えています。
同じ赤みがかった橙色の毛色で、耳もよく見ると、これは狐の子のようでした。
「どうした?足でもくじいたか?」
「…これ」
しゃがみこんで問うと、人の顔をした狐は、右足を見せます。
「Ouch…!」
小さな足首が鉄の歯に挟まれて、血を流していました。
罠にかかってどれだけの時間が経っていたのか、挟まれた周りも赤黒く腫れ上がっています。
「待ってな、今はずしてやる」
政宗は直ぐに大きめの石と木の棒を探してきて、罠の口にかませて開かせました。
「っ!」
少年はすぐさま立ち上がろうとし、けれどできない様子でしりもちをつきます。
「おいおい、その足じゃ無理だ」
政宗は苦笑して、持っていたハンカチを裂きました。
狐耳の少年は、政宗が裂いたハンカチで傷口をきつく縛るのを、じいっと固まったように大人しく見つめていました。
耳もしっぽも警戒するようにぴんと立ち上がったままです。
「よし、できた」
「…ありがとう」
手を離すと、ほうと肩と力を抜いて、しっぽからも力が抜けたようでした。
「一人で帰れるか?」
「うん」
頷く少年に、はたと政宗は、自分の方が迷っていたことを思い出しました。
「なあ、罠があるってことはここ、そんなに村から離れてないよな?」
「え?うん、そうだね」
すこし歩けば、道にでられるよ。
「案内してくれねえか?ああ、道までで良い」
サッと少年の顔色が変わるのを見て、政宗はつけくわえました。
少年はすこしの間口をつぐんで、考えているのか顔には表れませんが、耳がきょときょとと忙しなく動きます。
「うん、いいよ」
やがて橙頭が頷いたので、政宗はその体を抱き上げました。
「なに?」
「歩けないだろ?」
少年は何か言おうと口をパクパクさせましたが、何も浮かばなかったのか、政宗のシャツの胸をきゅうとつかんで腕に収まります。
あっち、と指差す方に政宗は歩き出しました。
「…あんた、村の人とちがうよね」
「ああ。仙台から来た」
「センダイ?センダイじゃみんな、子どももこんな格好してんの?」
どうやら少年は、政宗の洋服が珍しいようでした。
村の方ではまだまだお医者や先生が着ているのを見るばかりなのです。
「みんなでもねぇな。好き好きだ」
ふうん、と言って少年はしっぽをぱたぱたとさせました。
抱えてみると小さな少年にしても軽い体で、これはやはり狐なのだろうと政宗は思いました。
それも、とても幼いようです。
「村の人間じゃねぇと思ったから、助けを求めたのか?」
「…べつに」
「だって村のやつらなら、捕まえられてただろ」
「!」
両目が見開かれて、木漏れ日に明るい鳶の羽色を見せました。
それからパッと頭に手をやって、大きな耳をぎゅうと抑えます。
「安心しろ、ちゃんと道で放してやるから」
橙頭のつむじに向かって言いうと、うう、とか、むう、とか聞こえるうなり声が返ってきました。
山で狐に会うと化かされますぞ、という守役の声を思い出しましたが、何しろ相手は自分よりずっと小さな子どもです。
政宗は軽くて温かい、小さな体を尻尾ごと抱えて、草を掻き分け枝を踏み――やがて、踏み固められた道へと辿り着きました。
木々が緑の葉を茂らせる奥に、石の鳥居が白く覗いて見えます。
「Oh,なァんだ、裏手の神社の辺りか」
なあ、あそこまで一緒に行ってみようぜ。
ニイと笑って提案すれば、狐の子の尾はほたほたと、困ったように揺れます。
けれど小さな手は胸の辺りをぎゅうと掴んだままなので、政宗はそのまま足を神社の方へと向けました。
「人がいたら元の狐の姿になれよ。そしたら、俺が飼ってる奴だって言ってやるから」
「飼われてないよ、おれ」
ぷうとむくれた頬が、髪の下に見えます。
「嘘も方便だ」
でも本当は、うちに来れば良いのに、と政宗は思っていました。
幸い、神社には人影はありません。
草がほろほろと生えた境内を、ぐるりと回ると、井戸が見つかりました。
「あんまり使われてないのか?」
それでも欠けた桶を落とせば、地の下のさらに底の方から、ポチャンという音が聞こえました。
引き上げて、最初の一杯は流して二人で足を洗うと、吹く風も涼しくなるようです。
「靴なんて履くもんじゃねぇな」
「…良いじゃん。かっこいいよ」
ポツリと狐の子が言うのに、政宗は破顔します。
二杯目を汲んで、それぞれに手ですくって喉を潤しました。
「良い場所だな」
人も来ないし。
「そうだね」
ヒトもこないし。
鳥居の根元の、木陰になったところに座って、一人と一匹は頷きあいます。
「ここは稲荷じゃあ、ねぇのか?」
くるりと見回しても、それらしい痕跡はありません。
「ないでしょ。だって村のやつら、狐キライだし」
「そうなのか」
そうだよっと語気を強める橙の頭で、耳がぱたぱたと憤慨を示します。
「子どもなんか、おれさま見るたびに石なげるもん」
政宗は眉をひそめました。
「ああ、腹立たしいよな。あいつ等人の顔ジロジロ見るくせに話しかけてこねぇし」
服がどうとか片目が何だとか、五月蝿い連中だ。
舌に棘持って言うのに、狐の子は分かっているのかいないのか、そうそうと頷きます。
鳶色の双眸と、茶色い一つ目と、見合わせて笑いました。
「お前の怪我が治ったら、一緒に遊ぼう」
「うん」
橙の尻尾がふわふわと揺れます。
風が吹いて、二人が来た道へと消えて行きました。
反対側のほうに、もう一本道があります。
「俺は夏中、あっちの道を下った別荘に滞在してる」
指差してみますと、風の来る側、その上空に、大きな雲の塊が見えました。
風に湿り気が混じります。
「――Shit,一雨来るな」
「…かえったほうが、いいよ?」
すごくつよい雨みたい。
狐の子もそう言います。
「仕方ねえな」
政宗はその頭を、橙色の耳ごとワシャワシャとかき回しました。
「じゃあ、また、ここで会おうぜ」
また明日も明後日も来るからよ。
狐の子は、尻尾を振って、笑って頷きました。
ところが、その帰りに雨に打たれた政宗は、次の日から熱を出してしまったのです。
黙ってお出かけになるからですぞ、と小十郎の小言を聞きながら、咥えた体温計は三十八度より上を指していました。
――あいつの怪我が治るまでに、下がるといいんだが。
本当は、人ので効くなら薬も持っていこうと思っていたのに。
まだ時折曇っては雨を落とす空を、窓の中から見上げて、政宗は堰を繰り返し――やがて眠りに落ちました。
狐の子は、政宗よりも早く歩けるようになっていました。
とは言えまだまだ走れないのですが、石の鳥居にいってみて、しばらく待つと、待ちきれずに別荘のある方へと向かいました。
そうして窓の外から、汗に顔を赤くして昏々と眠る、病気の政宗を見たのです。
狐の子は――狐の言葉で、佐助という名前でした――人がよく使う薬草を探して、戻ってきました。
佐助は人の姿になろうかとも思いましたが、耳と尻尾が隠せないまま人前に出てはいけないと、狐の教えがあります。柿の実のような橙の毛並みの、小さな獣の姿のままで薬草を咥えて、風を通すのに開かれていた窓から投げ入れました。
それから近づく人影に気づいて、慌てて逃げました。
人影は、政宗の世話をしている小十郎でした。
小十郎は、佐助がこの近くをねぐらにする狐なのだろうと思い、投げ入れられた草に、酷い悪戯者だとも思いました。
佐助は次の日も次の日も、薬草を持って行きました。
けれど窓は閉まっていて、時折男が――小十郎が開いても、佐助がいるのを見ては閉めてしまいます。
窓の中は覗けませんでしたが、次の日もやっぱり政宗は鳥居にいないので、佐助は政宗がまだまだ病気なのだと知って、別荘に向かいました。
すると、いつもは開いていない、離れの建物の木戸に隙間がありました。
中からは食べ物の匂いがします。
入ってみれば、ひんやりとした中に、色んな野菜や、干した肉や、魚がありました。
――ああ、だれかがあらしたんだな。
山の獣の跡があります。
佐助は、「そうだ、くすりより食べるものをもっていこう」と思い立ちました。
干し肉の包みを破って、咥えます。
佐助には少し重くて引きずるようでしたが、何とか外まで出られました。
すると、出た先に、いつかの人影があります。
小十郎が、火縄銃を構えて、
C嬢「それで小十郎が、火縄銃で狐の佐助をバーンって」
貝島「………(゜口゜)(何という ゴ ン ギ ツ ネ)………え?え、でもそれ、さすけ助かるよね!?」
C嬢「いやあ銃で撃たれるし…」
貝島「ちょ、Cちゃん!Cちゃあああん!!;」
という会話を、鳩サ○レー本館二階の人気のないレストスペースでしておりました。ごめん鳩。
本文に関してはC嬢の話を元に貝島が肉付けてております。概ねこんな感じだったはず。子狐の衣装は千と千尋のハクっぽいのだったかもしれませんが…そんで鳥居の天辺に座ってる、というシーンもいれたかったのですが…。
佐助子狐は助かると信じてます。そんな子狐に命中させるなんて大人気ないよ小十郎!威嚇射撃と信じてるよ小十郎!
読んでくださった方ありがとうございました。結末なくてスミマセン;
