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戦国BASARA・腐向け・サスダテ中心・本館(サササケ)を見ている方向け。
女体化とか幼児化とか遠慮なく出てきますのでご注意ください。


妄想が(M)延々と(E)洩れておりますな(M)お館さヴァア(O)!!!



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04.07.Tue  
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本当は鬼門なんですよ佐助×小十郎は…。

だってなんかお似合いじゃないですか。

サスダテより納得いくじゃないですか。

小十郎って基本属性が政宗様と一緒だと思うし、佐助と同じ立場だし。

でも政宗さんがそこにいるのに別の人に手を出す佐助とか考えると泣きたくなるので…。

そこを押してあえて、政宗から小十郎に乗り換える佐助というのを考えてみました。

佐助の一人称で書いたらおかしな事になりました。
気がふれたのかというほどハイテンション。しかも結局は狂気じみたサスダテに。

サスコジュが好きな方には申し訳ありません(土下座)見ないでください。
佐助は最低男っぽいです。

 

 

 

 

 

   “雷の鳴る方”

 

 血の匂い。火薬の匂い。死の匂い。

―――あの人は、どこだ。

 どろりとした錆に侵された風。焼け焦げた大地。群れる魂に隠された空。

―――俺の“竜”はどこにいる?

 その時何処かで、雷が啼いた。

 

   *

 

 奥州に竜といえば奥州筆頭独眼竜と、対に名を上げられる竜が右目。
 両方を合わせて“双竜”とさえ称される。
 伊達藤次郎政宗。
 片倉小十郎景綱。
 まあ、何ていうか、双竜っつーより“奥州の青い美人姉妹”とか思ってたんだけどね。俺様は。
 どっちも綺麗で強くて可愛いです。説明終わり。
 でも俺が最初に惚れたのはとりあえず妹姫の方で、姉さんには始終殺気ばかりを向けられてたね。 
 どっちも男なんだけどさ。
 政宗さんは悪戯っぽい笑みの似合う、強がりの綺麗な人。心の深いところで寂しがってるようで無条件に甘やかしたくなるのに、懐いても隙を見せない猫みたいで、日だまりでくつろぐ顔を見れるのは物すごい特権だと思ってたよ。

―――けれどあの人といると時折、何処かで炎がくすぶるような感覚がした。

 戦場で笑みを浮かべるのを見た時。いつもは強く光る目に暗い光を湛えるのに気づいてしまった時。忘れられない孤独に体を震わせるのを抱きしめて口付ける時。

―――政宗さんの首筋に、お日さまの下で咲く梅の香を感じて、ただ幸せなはずの。
―――その瞬間も。

 チリチリと熱いそれに、指先が震えて首筋が引き攣り、俺は酷く苛々した。
 だからって訳じゃないけど、気づいたら政宗さんから離れて小十郎さんばかりを見るようになっていた。
 からかい甲斐があって、主人一筋で健気で、健気といえば政宗さんの奥州の地に対する思いもそうなんだけど―――そう言えばかすがといいこういう性質の人が好きなんだなあ、何て思ったりして。
 政宗さんは何しろ敏い人なので、俺の気持ちが離れたことにすぐ気がついたみたい。
 さんざん『最悪』だの『この発情猿』だのその他よく分からない言葉で罵られたけど、最終的には飲み交わした杯で小突きながら、
『小十郎を泣かしたら俺がただじゃおかねーぞお』
 なんて酔っ払って笑ってた。
 後で泣いたりしたのかな。
 少なくとも俺にも小十郎さんにも悲しむそぶりは微塵も見せなかったけど、いや何で分かるってそりゃあ小十郎さんにそんな事が知れたら俺が生きてるはずないじゃない。
 とにかくその夜が最後で、俺はさすがにしばらく奥州へは行かなかった。
 したら、あっちから来たんだよね。春ごろに。
 どうやらお館様が同盟を提言したらしい。
 話はつつがなく進んで、庭に隠れてた俺に気づいた政宗さんは一瞬にやりと笑って見せた。
 夜になればお館様と酒を酌み交わして、翌日は真田の旦那と城下に出かけたりして。
 気、使ってくれたのかな。あの人の考える事は俺には読みきれないよ。
 ともあれ俺は小十郎さんに話しかけて、お酒に付き合ってもらって、会うのは小十郎さんだけで政宗様には顔も見せませんって条件で奥州に行く約束を取り付けた。
『上司が若くて無鉄砲だと心配だよね』
 と言えば返ってくる返事は、
『政宗様をてめえのところの馬鹿犬と一緒にしてんじゃねえよ阿呆が』
 ってなものだったけど、僅かに苦笑する顔が見れて俺は浮かれてた。
 そんな感じで半年くらい、小十郎さんに会うためだけにこっそり奥州に通ってたんだけど、ねえ。
 あんまり進展は無く…あ、でも結構信用してもらえるようになったし、手合わせしたのは楽しかった。
 政宗さんには見つからないように、遠くに姿が見えただけでも隠れるようにしていたから、本当に俺のほうからも顔すら見ていなかった。
 そして、半年。
 同盟の確約が、途切れた。

―――うん、仕方が、無いよ。
―――お互いに主は裏切れないし。
―――政宗さんと一緒にいた時から、覚悟は出来てた。

 なのに、何故か微妙な顔をして見せたのは真田の旦那で。
『佐助、お前……最近、政宗殿のお顔を見たか』
 何の話だよ?避けるのに精一杯なくらいだったのに。
『うむ。ならば、良い』
 全然良くない、どう見ても疑念の晴れない顔で、旦那は槍を磨いていた。
 まあ、旦那も初めっから政宗さんに惹かれてたから…?
 そう言えば武田に政宗さんが直接来ると、二人で夜まで呑んだりしてたらしいし。
―――好きな人と斬り合うのは、悲しいね。
 そう、思ってた。

 

   *

 

 なのに、何故だろう。
「猿飛…!」
「……ごめん、ね?」
 悲しいよ。確かに悲しいし、この人がいなくなったらどんなに寂しいかと思うよ。
 でも、何故だか。
 手裏剣で切り伏せた竜の片割れを見下ろして、佐助はハッと短く息をつく。

―――邪魔、だと。

 いや…それだけじゃない。

―――この人を失ったら、あの“竜”はどんな顔で悲しむのかなって。

 そう思ったら、手が止まらなかったんだ。
 チリリ、と神経の一筋がまた、焦げて消える。

―――嗚呼。

―――あの人は、どこだ。

 血錆と硝煙で曇る大気の中。


 俺は、日だまりの梅の香を探していた。


 

 

 






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